チャールズ皇太子 北京五輪開会式をボイコット
日本で中国が嫌いな政治家といえば石原都知事だが、イギリスのチャールズ皇太子も相当中国が嫌いらしい。
2016年五輪の東京招致のため、石原都知事は北京五輪の視察に行くそうだが、チャールズ皇太子は北京五輪開会式に出席しないことを明らかにした。
北京の次、2012年にはロンドン五輪が控えているイギリスだが、チャールズ皇太子は開会式の不参加を選択したというのだ。
同皇太子はチベット問題に関心を持ち、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の長年にわたる支援者として知られている。
実は第二次大戦前に、チベットは大英帝国を後ろ盾に独立したが、戦後中国はこれを傀儡政権とみなし中国に併合したという経緯もある。
中国にとってダライ・ラマ=チベット仏教問題は、台湾問題と並ぶ大きな政治課題である。
1997年香港の中英合同返還式典にイギリス代表として出席し、ユニオンジャックの最後の後納を見届けたのがチャールズ皇太子だった。
その2年後、1999年に中国の江沢民国家主席(当時)がイギリスを公式訪問した際、チャールズ皇太子は、中国側が大使館で開催した答礼夕食会を意図的に欠席したとされている。
予想通り政治的駆け引きに利用される北京五輪だ。
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