10年前に長野でオリンピックがあった
今からちょうど10年前。
長野五輪が開催された。
日本代表チームは金メダル5、銀1、銅4個と大活躍し、9人のメダリストが生まれた。
9人の内、まだ5人が現役でいる。
そして全く違う競技をしている選手が2人いる。
長野五輪前と比べて、冬季競技への支援に雲泥の差があると言われる。
カネがない分、世代交代が進まず、トリノ五輪の惨敗も記憶に新しい。
その一方で、浅田真央、高橋大輔等の台頭で大国の地位も掴みつつあるフィギュアスケートのような競技もある。
長野五輪のメダリストの近況をまとめた。
船木和喜(ジャンプ団体金、NH銀、LH金)
32歳 既にSAJの強化選手を外れて久しいが現役続行中。クラブチームFITの社長も務める。19日からの国体に14年ぶりに出場する。
原田雅彦(ジャンプ団体金、LH銅)
39歳 2006年3月現役引退。現雪印コーチ。
岡部孝信(ジャンプ団体金)
37歳 現役 札幌世界ノルディックLH団体3位のメンバー。
今季のW杯は札幌大倉山大会の18位が最高。
斉藤浩哉(ジャンプ団体金)
37歳 2003年3月に引退 現雪印監督。
里谷多英(女子モーグル金)
31歳現役。
この週末行われた猪苗代町・リステルパークでのW杯に、トリノ五輪以来2年ぶりの競技会出場となったが、予選14位で敗退した。
清水宏保(Sスケート男子500m金、男子1000m銅)
もうすぐ34歳になる、現役。
長野当時は三協精機所属だったが、現在はNECとプロ契約。
1年ぶりの国際大会であるW杯Bグループで2月16・17日と1位になり、W杯Aグループの最終戦に昇格する。
岡崎朋美(Sスケート女子500m銅)
36歳。昨年結婚、ご主人は39歳の野球経験者(東北福祉大で阪神金本と同期)。
トリノ五輪500m4位、500mの自己ベストは2005年カルガリーで出した。
2010年バンクーバー五輪をめざす。
所属の富士急行では次長。
西谷岳文(ショートトラック男子500m金)
29歳。日本競輪学校第93期を卒業し、2008年1月に競輪選手としてのデビューを果たす。
植松仁(ショートトラック男子500m銅)
33歳。2001年8月11日に競輪デビューを果たし、9月27日初勝利 現在S級。
2月16日 ドイツビリンゲンでW杯ジャンプの団体戦が行われた。
優勝はノルウェー、以下フィンランド、オーストリア、ロシア、ドイツ、スロベニア、スイスと続き伊東大貴、葛西紀明、栃本翔平、竹内択の4人で出場した日本は8位(出場12カ国)に終わった。
*葛西紀明は長野五輪NH7位のほか、94年リレハンメル五輪団体銀のメンバーであり、さらに92年アルベールビル五輪に若干19歳で出場している。
The comments to this entry are closed.
Comments
長野オリンピックは仕事中によく観戦していました(笑)
実は私、ショートトラックが大好きなんです。
誤審騒ぎなどから競技自体の存続が危ぶまれていたりして、残念な限りです。
競技自体の特性から
「なんとか公営競技化できないか」
と初めて見たときから妄想していましたら、西谷と植松の競輪転向。
今井、牛山も転向してますし、このまま順調にランクを上げていったら、競輪オタクとして、ショートトラックファンとして、誇らしいやら情けないやら複雑な心境です(笑)
でも、競輪も競技自体の存続が怪しくなってるんですよね・・・。
Posted by: やぎ | February 20, 2008 10:01 AM
やぎ様
>なんとか公営競技化できないか
それは面白い発想ですね。
ショートの関心も高くなり、他の冬季競技に強化費用を回せるかもしれない。
そして打倒韓国も・・・。
競輪転向者で忘れてはならないのは武田豊樹。
牛山貴広の師匠だそうです。
Posted by: 管理人 | February 20, 2008 10:18 AM
管理人様、やぎ様、こんにちは。
いささか遅いレスですが、競輪の話なので出てきました(笑)。
ショートトラックを公営競技に!ですか。
面白いですが、失格審議が大変でしょうね(笑)。
だいたい4車立てならぬ、4人立てでしょうか。5人が限界ですかね。
牛山はS級に特別昇級して、名古屋のルーキーチャンピオンで走りますね。今井はデビュー戦で落車の憂き目に遭いましたが、どうやら持ち直して来たようです。
植松はどうしたのでしょう。病気欠場で9月から全く走っていません。病状はご存知ですか? 今はA級に落ちています(>管理人様)。
西谷はデビューして、何回か失敗していましたが、このところ捲りに徹して、後続をぶっちぎって6連勝。次の奈良に特別昇班を賭けて走ります。しかし、後ろを千切る選手は、車券が買いにくくて困ります(笑)。
武田は、一流のアスリートであることは証明されているんだけど、勝負勘がイマイチですね。競輪選手として大成するかどうか、っていうのは、なかなか微妙なところがあるんだけど、今のままではなかなか特別競輪(G1)のタイトルを取るのは難しそう。一昨年、千載一遇のチャンスを逃しちゃってるからね。
スケートからの転向組では、そのほかカルガリー五輪に出場した三谷幸宏がいます。彼も、イマイチでしたね。もちろんまだ走っているけれど。
それからレークプラシッド五輪出場の市村和昭もいます。選手としては
三谷よりずっと市村の方が好きだったな。今は最下級のA級3班で走ってますが、まだ応援してます。
ほんとは清水宏保に転向してほしかったなあ(笑)。武田より強いはずだもん。競りもうまそうだし(笑)。
と、勝手なことを書いてしまいました。どうかよろしくね。
Posted by: でいのしん | February 28, 2008 03:15 AM
清水が競輪入りしていたら?もそうですが、モントリオール五輪スクラッチ6位の長義和さんが競輪入りしていたらどうなったでしょうかね。
当時は競輪学校入学に年齢制限があったから・・・。
清水にはチームスプリントの第一走を全盛期にやらせてみたかったですよ。
>勝手なことを書いてしまいました。どうかよろしくね。
大歓迎です。どんどん書いてください。
Posted by: 管理人 | February 28, 2008 09:44 AM
なるほど、長義和さんですか。モントリオール五輪後にプロ入りしていたら、鬼脚井上茂徳と同期になっていたとか。
残念ながら、長さんの走りは見ていません。今、調べたらモスクワプレ五輪では3位に入っているんですね。ステートアマもいる中で、この成績は立派ですね。
年齢制限を外した今のルールなら、モスクワボイコットが決まった後でもプロ入りできたでしょうに・・・
モスクワ五輪ボイコットは、ここでも大きな波紋を残していたのですね。
全然関係ないですが、モスクワプレ五輪の時のマラソンのテレビ中継を思い出しました。スローペースで、競技場まで数人の集団で来るという異例のレースでしたが、優勝したモイセーエフをテレビ朝日のインタビューワーがその名前を知らず、生中継中に2位に入った宗茂に聞いていました(笑)。すごいレベルの中で、独占放映権を取ったものです。
Posted by: でいのしん | March 01, 2008 06:26 PM
WIKIをみますと長さんは41期競輪学校に合格したものの、モスクワのために辞退、幻の同期には滝沢さんもいます。
ご子息が自転車やっているらしいですけど。
私はモスクワプレ五輪のアサヒグラフの増刊号を持っています。
朝日グループでモスクワ五輪をもりあげようとしていたんでしょうね。
宗武さんはプレ五輪のマラソンと1万と両方走っている、時代が違います。(笑)
Posted by: 管理人 | March 01, 2008 10:10 PM
たしか長義和さんって今から10年前にNHKの朝の連続テレビ小説の「やんちゃくれ」でモデルになった方ですよね?
Posted by: 中東の太鼓 | March 02, 2008 10:32 AM
>管理人さま
滝澤正光は43期ですよ。私もWikiを見ましたが、連体修飾語の掛かり方が微妙です(笑)。「のちに中野、滝澤とともに3強となった井上が41期にいた」という意味ですね。高校を出てすぐプロ入りした中野浩一は35期で、井上は法政大学中退です。
ちなみに、古くからの競輪ファンはこのあたりの選手の期別は暗記してます(笑)。
>中東の太鼓さま
そのようですね。やんちゃくれって見てませんでしたが、オリンピックの話も出てくるのですか?
Posted by: でいのしん | March 02, 2008 05:45 PM
中東の太鼓さま
私も「やんちゃくれ」は見ていないです。
グルノーブル五輪代表の石田治子を、紺野まひるが演じた「てるてる家族」はときどき見ていましたけど。(笑)
でいのしんさま
>ちなみに、古くからの競輪ファンはこのあたりの選手の期別は暗記してます。
お見それしました。
実はこのブログは2005年に、長塚智広選手にコメントを頂いたこともあるんですよ。
Posted by: 管理人 | March 02, 2008 06:52 PM