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April 03, 2008

競泳で優勝を争う2人が同じ記録でタッチしたらどうなるか?

1972年のミュンヘン五輪の400m個人メドレーは、スウェーデンのグンナール・ラーションが金メダルを獲得。200m個人メドレーと合わせて2冠を達成した。
ラーションは、4種目の自由形になってアメリカのティム・マッキーと壮絶なデットヒートを続け、場内の観衆にも、テレビで見ていた人にも同時にタッチしたかに見えた。
記録の表示される会場の電光掲示板に視線が集まった。4分31秒98 ラーション、マッキー2人とも同じ数字が並ぶ。しばらく止まったままだった。
そして、ラーション4分31秒981、マッキー4分31秒983。
場内は一瞬おいて、ハチの巣をつついたような騒ぎとなった。
わずか2/1000秒差。
ラーションの金メダル、マッキーの銀メダルが確定した。

ミュンヘン五輪から、本格的に電気計時が導入された。
電気計時に大会運営側が慣れていなく、1/1000秒台で勝負が決まることを想定していなかったのだ。
果たして0.002秒差に順位をつけることにどこまで意味があるのか。
400m個人メドレーの場合、2/1000秒差というとわずか3ミリ位の差でしかない。
このレースが契機となってルールは改正され、1/100秒まで同タイムの場合は、同着とされた。

その後五輪の水泳決勝で金メダルが同着となったことが2回ある。

2000年シドニー五輪 男子50m自由形
1.アンソニー・アービン(米) 21.98
1.ゲイリー・ホールjr(米) 21.98

1984年ロサンゼルス五輪 100m自由形
1.ナンシー・ホグスヘッド (米)55.92
1.キャリー・スタインサイファー (米)55.92

どちらも両者金メダルとなった。

●参考記事
陸上競技で優勝を争う2人が同じ記録でゴールしたらどうなるか?

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Comments

この時、私はなぜだかは思い出せないのだけど、ラジオの実況を聴いていました。たぶん、ラジオは生でやるのに、テレビは翌日の録画でやるので、それが気に入らなかったからだと思うけど。生じゃないとつまらないものね。(鈴木恵一のスピードスケート500メートルもラジオの実況を聴いてたな。「バランスを崩した」と聴いて泣きたくなったけど。) 当時は、スウェーデン語の読み方をみんな知らないから、ラーションはラルソンと呼ばれていましたが(笑)。

ラジオのアナウンサー、ゴールと同時に「ラルソンが勝ちました。あ、いや、マッキー、あ、同タイムです」みたいな感じで相当あわてていました。それからしばらくして、千分の1の位が表示されたのは、管理人さんのおっしゃる通りです。爪の先くらいの差と言ってましたね。

その後、百分の一秒まで同タイムなら、差をつけなくなったというのは妥当だと思いましたね。

ちなみに競輪では、スリット写真を審判員が肉眼で見て、差を認められなかったら同着です。「肉眼で」ということは、「拡大鏡などは使わないで」という意味です。ま、落車滑入の時以外は、タイやの先端が基準なので、トルソで判定する陸上よりはわかりやすいけど。

そういえば、ロス五輪(1回目)の時の吉岡さんの100メートルの準決勝は3着で決勝進出だったど、写真を見ると悪くても2着に見えます。これが2着だったら、気分良く決勝に行けて、メダルもあったのではと書いてあるのを読んだことがありますが、どうですかね。

Posted by: でいのしん | April 05, 2008 at 01:42 AM

でいのしん様


ミュンヘンの時って、現地会場では1/100秒までの記録発表でありながら、新聞記事では1/10秒の記録が記載されていたと思うのですが。
例えば田口さんの金メダルタイムも
1分4秒94が新聞では1分4秒9と記事になっていたと思います。
その理由の記憶がないのですが、ご存知ですか?


五輪のKeirinレースや1000mタイムトライアル、あるいはスケートショートトラックでは、1/1000秒までタイムを公表しています。
競輪の世界ではどうなんですか?

Posted by: 管理人 | April 05, 2008 at 07:46 AM

>管理人さま
いやー、そんなことまではわかりません。ただ、電気計時は東京大会から導入していたのですよね。手動計時との併用で、陸上100メートルのボブ・ヘイズの記録は、手動ではすべて9秒9だったのに、電気計時で10秒00だったのは有名な話ですね。

メキシコ大会も公式記録は10分の1秒まででした。ミュンヘンの時はその端境期だったのでしょうか。いい加減な話ですみませんです。

自転車競技は、ついこの間までマンチェスターで世界選手権をやっていましたが、おっしゃる通りで、すべて1000分の1秒まで計時していますし、オリンピックもそれに倣っています。

競輪の方はというと、計時能力としては100分の1までですが、上がりタイムの公式記録は、スリット写真を見て10分の1単位で発表しています。あのやり方では致し方ないかなとは思いますが、バンクレコードは100分の1単位で発表してもらいたいところです。

{お家芸」のケイリン、伏見のおかげで、北京ではとにかく出られるようなので、何とかメダルを取ってもらいたいものです。

Posted by: でいのしん | April 07, 2008 at 01:07 AM

でいのしん様

コメントありがとうございます。

ついでにお尋ねします。
マンチェスターの世界選手権で,チームスプリントの日本は8位でしたよね。
これで北京五輪のチームスプリントの出場権は確保しているのですか?

Posted by: 管理人 | April 07, 2008 at 01:53 PM

商売柄、この時期は目が回るほど忙しく、アクセスもままならない状態でした。どうもすみません。

チームスプリントは、これで出場権を獲得しました。ただし、成績はイマイチで、前回のようなメダルはかなり厳しい状況ですね。

なお、チームスプリントに出られる国は、自動的に個人のスプリントとケイリンにも出場権が与えられます。伏見がケイリンの枠を確保したということは、2名出場できるのかな。そうじゃないと、理屈に合わないですよね。

なお、基本的に一周250mバンクでバイク誘導で行われる「ケイリン」と、最小でも333mバンクで行われる「競輪」とは、似て非なるものと行って良いでしょう。もっともケイリンが強い選手が、競輪が全くダメということはありえませんが、逆はありえます(笑)。

Posted by: でいのしん | April 22, 2008 at 08:28 PM

でいのしん 様

回答ありがとうございます。

22日に日本自転車競技連盟が発表しました。
(男子)
チームスプリント1
ポイントレース1
ケイリン2
スプリント2
(女子)
スプリント1
ポイントレース1
具体的な名前は5月7日発表だそうです。

Posted by: 管理人 | April 23, 2008 at 09:48 PM

女子200メートル個人メドレーの北川麻美のスイムオフを見ましたが国際大会で過去にも同様なケースはあるのでしょうか?
北川が凄いのが準決勝でも日本記録を出したのに疲労が抜けない中でのスイムオフで再度の日本新記録を更新したのだから本当にあっぱれです。
しかも平泳ぎの決勝レースを含めるとなんと1日3レースですから驚きです。
この勢いで決勝レースも頑張ってもらいたいです。

Posted by: 中東の太鼓 | August 12, 2008 at 08:32 PM

スイムオフは度々あります。
2001年福岡の世界水泳 女子200m自由形準決勝は8位が同タイム。三田真希とヤコブセン(デンマーク)。1対1のスイムオフで三田が敗退。
このとき三田は2日で5レース泳ぎました。

2000年シドニー五輪男子200m個人メドレー予選、三木二郎が南アフリカ選手と同タイムで16位タイ、スイムオフを争うことになったが、相手が棄権したため、準決勝に進出となったことなどがあります。

Posted by: 管理人 | August 12, 2008 at 11:47 PM

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