ひどすぎ男子バレー 0勝5敗得セット僅かに4
18日の北京五輪バレーボール男子1次リーグ最終戦で、A組の日本は米国に完敗。第1セットや第3セットで一時は競った展開にもなったが、相手の強力なブロックとレシーブからの素早い攻撃に屈し、結局は1セットも奪えなかった。これで5戦全敗。日本の男女を通じ初めて、五輪で1勝も挙げられずに敗退するという屈辱を味わった。
過去の五輪で、バレーボールのアジア代表がどういった戦績だったか、まとめてみた。
ソウル、アトランタ、シドニーで1勝のみ。しかも勝った相手はアフリカ代表のチュニジアが2回。
アテネ五輪のオーストラリアに次いで、北京五輪の日本は1勝もできなかった。
これからすると、北京五輪の日本の0勝は特に驚くほどでもない。
とはいうものの、中国戦の競い負け、格下のはずだったベネズエラ戦の完敗はひどすぎ。
越川優はケガ、石島雄介はどうしたのか?
やはり、アウェーで戦う経験が不足すぎだろう。
(ミュンヘンの時代のことをいうのもなんだが)、当時全日本は、ソ連遠征にシベリア鉄道を使ったこともあるそうだ。長い道中、選手たちはミーティングを重ねたそうだ。
●男子バレー アジア代表国の戦績
1988年 日本 1勝5敗 チュニジアに勝利 ▽9-12位決定予備戦で韓国に勝利 10位 開催国韓国は11位
1992年 日本 2勝3敗 アメリカ、カナダに勝利 5-8決定戦予備戦でEUNに勝利6位入賞
1996年 韓国 1勝5敗 チュニジアに勝利 9位
2000年 韓国 1勝5敗 米国に勝利 9位タイ 開催国オーストラリアは8位
2004年 オーストラリア 0勝5敗 11位タイ(最下位)
2008年 日本 0勝5敗 11位タイ(最下位)
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Comments
>格下のはずだったベネズエラ戦の完敗
というのはいかがなものでしょうか?
ベネズエラが「格下」というのは、マスコミが作り上げた「幻想」であって、ここ何年も日本はベネズエラに勝っていません(2003年のワールドカップでもストレート負け)。FIVBとJVAのふざけた戦略のために、ベネズエラがなかなか国際舞台に出場できないだけの話です。
ベネズエラに限らず、例えばヨーロッパには、国際大会には出場できなくても、実際に日本と戦えば日本より遙かに強いチームがたくさんあります。OQTでは、日本が比較的相性のいいチーム(アルゼンチンなど)を選んできて、ほとんど戦ったことがない(恐らく実際に戦えば負ける可能性の高い)チーム(ドイツやポルトガルなど)との試合を避けた結果、転がり込んだ出場権です。
Posted by: T.w | August 22, 2008 01:26 AM
>ベネズエラが「格下」というのは、マスコミが作り上げた「幻想」
知っています。
>格下のはずだったベネズエラ戦の完敗
ここは皮肉です。だからはずだった、なんです。
ベネズエラもアルゼンチンに南米予選で勝って、北京に来ています。
強いのはもちろんですが、勝ちに対する執着心が日本よりも強かったのでは?
五輪の試合は、その時点で出来る限りのことをすべきであって、
「若手を育てる試合」では決してないと思います。
「育てる」が上層部からの指示かわかりませんが、植田監督は大会前に「メダル狙います」と豪語していました。
途中で発言がぶれるのは、選手との確執のもとです。
モントリオールの3位決定戦で日本は、大幅にメンバーを落とし、キューバに0-3で敗れ、そこから低落が始まりました。
あの試合は、全力で戦い、銅メダルを死守しなければならなかった試合です。
Posted by: 管理人 | August 22, 2008 10:15 AM