韓国競泳初の金メダルの朴泰桓 生涯年金が月100万ウォン
北京五輪競泳男子400m自由形で、韓国の朴泰桓(パク・テファン)が、3分41秒86で優勝した。
韓国が1948年のロンドン五輪に参加して以来初の競泳のメダル、初の金メダルとなる。
4年前14歳で出場したアテネ五輪では400mフライイングを犯し、失格している。
2007年世界水泳400mで優勝、今日世界の頂点に達した。
朴泰桓については、何度も取り上げているが、韓国水泳界が作り出したエリート選手ではなく、突然変異的に現れた天才だ。
韓国は日本のようにスイミングクラブがある訳でも、学校体育の中で水泳が教えられることもないそうだ。
韓国人が水泳に弱い説として、「体脂肪が低く、浮きにくい」という話があるが、本当かどうかは知らない。
そうした環境の中でこうした天才が現れたこと、その才能を順調に伸ばせたことに驚嘆する。
因みに日本人選手がこれまで五輪で獲得したメダルは57個。
朴は、北京五輪ではさらに200m、1500mにも出場するが、200mではマイケル・フェルプスと激突、1500mでは王者グランド・ハケットに挑むことになる。
2個目のメダルも視野に入る。
また、韓国選手団の中で唯一スピード社のLZRの提供を受けている。(他の韓国選手はアリーナ)
韓国中央日報に興味深い記事があった。
(韓国では)代表選手が五輪や国際大会でメダルを獲得した場合、一時金や月給形式で毎月、一定額の年金を支給している。
現在、公団から毎月、年金を支給されている選手は712人。五輪で金メダルを取った選手は亡くなるまで、年金上限額の月100万ウォン(約10万円)を支給、または本人の選択により、7000万ウォン(約751万円)を一時金として受け取ることができる。
現在(注意:五輪開幕前)、朴泰桓(パク・テファン)は77点の点数を確保しており、公団から毎月75万ウォン(約8万円)の年金が支給されている。朴泰桓(パク・テファン)が今回の北京五輪で金メダルを取った場合、99点が加算され、公団規定の110点を超える。これにより生涯、毎月100万ウォンが支給されることになる。(以下略)
●参考記事
韓国競泳界初の世界レベルの選手現る 朴泰桓17歳
朴泰桓はホンモノかって?
朴泰桓 100mでも49秒台を出す
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