ジャネット・エバンスの不滅の世界記録 19年目に破られる
1989年 8月21日、 東京の代々木五輪プールで行われていた競泳のパンパシフィック選手権最終日、女子800m自由形でジャネット・エバンスが、自己記録を0秒90短縮する8分16分22の世界記録を出した。
この前年のソウル五輪で3冠を達成したエバンスもこのときはまだ18歳、この記録がその後18年も生き残るとは思わなかった。
バルセロナ五輪優勝のエバンスのタイムは8分25秒52、アトランタでは6位に終わった。
この種目、アテネ五輪では、柴田亜衣が金メダルを穫るも、そのタイムは8分24秒54、競泳界で永遠に残る世界記録になりかけていた。
ところが、北京五輪9日目 イギリスのレベッカ・アドリントンが、8分14秒10で優勝、19年目の世界新記録となった。
ベッカ・アドリントンは、400mでもが4分3秒22で優勝しており2冠となった。
女子競泳で、イギリス勢が金メダルを獲得するのは、1960年のローマ大会以来の快挙ということで2012年ロンドン五輪効果なのだろう。
●競泳女子800m自由形 金メダリスト
1988 ジャネット・エバンス USA 8:20.20
1992 ジャネット・エバンス USA 8:25.52
1996 ブルック・ベネット USA 8:27.89
2000 ブルック・ベネット USA 8:19.67
2004 柴田亜衣 JPN 8:24.54
2008 レベッカ・アドリントン GBR 8:14.10
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