マイケル・フェルプスまず1冠、表彰式ではブッシュ元大統領の前で国歌が切れる
北京五輪第3日は、競泳で五輪史上最多の大会8冠を狙うマイケル・フェルプス(米国)が男子400m個人メドレーで4分3秒84の世界新記録で優勝し、最初の金メダルを獲得した。
このフェルプスの表彰式で、流れていたアメリカ国歌が、なぜか途中で切れてしまった。
当のフェルプスも苦笑いを浮かべていた中、アメリカ人観客や選手団が残りを歌ったが、国歌が再開されることはなかった。
実は五輪憲章に、表彰式での国歌に関する規定はない。
とはいえ、開催国の都合で国歌を途中でやめる権利がある訳もない。
国旗、国歌は一つ間違えると、国際問題にもなりかねないナーバスな問題だ。
競泳会場にはブッシュ元大統領(現在のブッシュ氏の父親の方)の顔もあった。
中国側にどんな意図があったか、どういった謝罪をしてくるか不明だ。
昨日はアメリカ男子バレーボールのコーチの家族が、北京市内で殺されるという事件も起きている。
選手にはリラックスして競技に打ち込める環境が欲しい。
3日目にしてトラブル続出の北京五輪だ。
The comments to this entry are closed.
Comments
もし「国民の弟」朴泰桓の表彰式で同じ事をやったら韓国中が蜂の巣をつついたような騒ぎになるでしょうね(笑)
フェルプスも午前決勝のレースで世界新記録を出したのは凄い事だと思いますが、アジア人で自由形を制した朴泰桓は活躍が予想できたとはいえやっぱり驚きです。
ただ朴の場合、選手としての成長がこの国の選手育成ルートでは追いつかず中学生でいきなりアテネ五輪代表(本番はフライングで失格)に選ばれてから代表選手や予備軍が日常訓練する施設である泰陵選手村に入村するという通常ではありえない逆のコースを辿ってます。
また泰陵選手村は選手を一元管理が基本なので指導方法に反発したら代表選手を外されるのが掟ですが、圧倒的に実力がある朴は選手村を離れて有名メーカーと契約して個人のプロジェクトチームを作って活動する異端児です。
「水泳不毛の地」の韓国の育成システムから生まれた選手とは言い難いです。
朴の出現は「国民の妹」フィギュアスケートの金妍児のように豊かな時代から生まれた新世代の旗手のような気がします。
それだけに今まで水泳とフィギュアスケートで全く実績が無かった韓国にとって二人の登場は単なる突然変異なのかそれとも繁栄のきっかけになるのかはもう少し長い目で見た方が良いと思います。
Posted by: 中東の太鼓 | August 10, 2008 04:57 PM