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August 20, 2008

棄権の劉翔に 20社を超えるCM契約企業はどうする?

110m障害の劉翔の1次予選棄権は、中国内外に衝撃を呼んだが、劉翔をCMに起用する多くのスポンサー企業にも大きな衝撃となっている。

劉翔はバスケットボールの姚明、女子飛び込みの郭晶晶とならぶCM契約の多いスポーツ選手だ。

現在劉翔がCM契約する企業を調べてみると、20社以上出てくる。
日本でもお馴染みの企業もあれば、全く聞いたことのない中国企業もある。
ざっと挙げてみた。左が中国での企業名、右がその業種。

Yixing
伊利 乳製品
中国平安 保険
中国移動 携帯
中国銀政 郵便
交通銀行 銀行
連想 PC
耐克 ナイキ
可口可楽 コカコーラ
上海通用汽車 GM
安利紐崔莱 アムウェイ
VISA クレジットカード
凱迪拉克 キャデラック
奥康 皮革製品
杉杉西服 洋服
康佳 電気製品
燕京啤酒 ビール
隆鑫 アリババ・ドット・コム
これ以外にも6社ある。

日本の芸能人で現在CM契約数が多いのは、上戸彩の8本、相武紗季等が7本で続く。
スポーツ界では契約終了のものも含めて浅田真央の7本が最多だそうだ。

劉翔の桁違いの契約数に驚くとともに、今後のことが他人事ながら気になる。
現地紙の伝えるところによれば、劉本人の損失額は1億元(約15億円)を超え、スポンサー企業の損失は30億元(約450億円)を超えると見られている。

もっとも「こわ~い中国スポーツ」(松瀬学著ベースボールマガジン新書)によれば、劉翔のひと月の給料は国の支給する約1,000元(約15,000円)で、CM契約金の半分は国や上海市、中国田径協会(陸連)に上納しているという。

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Oly3_4

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