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August 23, 2008

400mリレー銅メダル雑感

昨日の400リレーで印象的だったのは、走った4人もさることながら、ウィニングランをする4人を見つめていた為末大の涙だ。
直接種目は重なるわけではないが、同じ時代に世界を目指したひとりとして感極まった涙だったのだろう。

その為末も、この日のマイルリレーに急遽出場した。
金丸が故障ということで、走る30分前に2走を走ることが決まったという。
マイルリレーは、アテネでは4位入賞している有望種目、自身の専門の400Hは初戦敗退している中、よく気持ちが高められたと思う。

テレビで解説していた伊東浩司さん。
解説の中でも話されていたが、伊東さんも似たような経験がある。

アトランタ五輪 この当時伊東は、100mで10秒00を出す前だが、200mで準決勝まで進んでいた。
400リレーは、2大会連続で入賞を目指していたものの、予選を土江寛裕、伊東浩司、井上悟、朝原宣治の4人で走ったが、アンカー朝原の出るのがわずかに早く、タイミングが合わずに決められたバトンパスのゾーンをオーバーしてしまった。
朝原は、「走って負けたならともかく、走れなくて負けたのが悔しい」とがっくり肩を落とした。これが1996年8月2日の午前中のこと。

一方のマイルリレーは同日午前、苅部・小坂田・大森・田端のメンバー、3分02秒82のタイムで準決勝進出を決めた。
ところが、田端健児の故障が発覚、急遽伊東がマイルに呼ばれることになった。
8月2日の夜 マイルリレー準決勝を勝ち抜き、8月3日の決勝は、苅部俊二、伊東浩司、小坂田淳、大森盛一のメンバーで64年ぶりとなる5位入賞、3分0秒76の日本新記録を出した。
この記録は12年後の今も日本記録として残っている。

70年代は、日本は世界に通用するスプリンターが不在で、なかなか五輪のリレーにエントリーできなかった。
100mの不破弘樹をメンバーにしてマイルリレーに出たのが1984年のロス五輪。
以来24年 五輪、世界陸上、アジア大会・・・ほとんどのリレーは見てきたが、昨日の銅メダルは集大成と言える銅メダルだった。

とはいうものの、来年はベルリン世界陸上がある。
ポスト朝原のアンカーは、いったい誰が務めるのだろうか。

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Comments

400mリレーというと当時私の地元の厚木に住んでいた伊東浩司さんが最後の五輪となった6位入賞したシドニー五輪が印象に残ってます。
2走の伊東さんからバトンを引き継いだ末続が途中で右太ももに痛みを感じて思うような走りができない状態ながらもなんとかアンカーの朝原に渡したシーンは今でもよく覚えてます。
今回は強豪国が早期敗退する幸運にも助けられたとはいえ五輪で男子がトラックでメダルを獲るのは本当に特筆すべきです。
あと昔から思っているんですけど日本はアジア記録を保持して近年は世界大会でも入賞の常連なのにアジア大会だとベストメンバーなのに昔からタイに不覚を取るのは不思議です。
バトンパスが日本よりも上手いのかな?

それにしても米国のリレーのバトンのミスってある意味「お家芸」になってますね(笑)
(水泳は昨年の世界水泳の男子400mメドレーリレーでも引き継ぎ違反をしてますね)

Posted by: 中東の太鼓 | August 23, 2008 at 11:55 AM

タイは北京五輪の400リレーにも出ていましたね。
世界ランキングで16以内に入っている訳ですから、すごいものです。

今回は、ナイジェリア 途中棄権、ポーランド 途中棄権、南アフリカ 途中棄権、米国、途中棄権、英国 失格、イタリア 失格

ということでタイは9位になりました。(笑)

Posted by: 管理人 | August 23, 2008 at 04:53 PM

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