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August 22, 2008

東京五輪招致に影響も 室伏広治IOC選手委員落選

2016年夏季五輪招致を目指す日本にとっては、手痛い出来事があった。
IOCは21日、アスリート委員会の委員選挙の投票結果を発表し、陸上男子ハンマー投げの室伏広治は、得票908票で29人の立候補者中15位にとどまり落選した。

IOCの選手委員というのは五輪期間中に選手による投票で選ばれ、8年間の任期でIOC委員も務める。
選手委員会は19人で構成され、夏季五輪代表8人、冬季五輪代表4人のほか、地域性も考慮して会長推薦で他のメンバーが選出される。
このIOC選手委員は、任期は8年、2016年夏季五輪招致選挙で1票を持つのだ。
日本には猪谷千春IOC副会長と、岡野俊一郎氏がIOC委員にいるが、招致投票での確実な3票目はどうしても欲しかったところだ。

今回、トップ当選は3220票を集めたテコンドー男子の文大成(韓国)。
このほか競泳男子のアレクサンドル・ポポフ(ロシア)、フェンシング女子のクラウディア・ボーケル(ドイツ)、バレーボール女子のユミルカ・ルイザ(キューバ)が、それぞれ当選した。北京五輪男子110m障害を、故障のため棄権した劉翔(中国)は8番目の得票の1386票で落選している。

劉翔は、今回の欠場があり難しいと思ったが、陸上金メダリストの室伏が15位というのは残念だ。
テコンドー関係者には失礼だが、テコンドーの選手が3000を超える票を集めるとは。
ここでも韓国の選挙上手が伺える
韓国では、元国際柔道連盟会長の朴容晟氏が昨年9月にIOC委員を辞任しており、韓国は2018年冬季五輪に平昌が3度目の招致に向け、やや好材料となった。

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Comments

2018年冬季五輪の招致合戦よりも2014年ソチ五輪が無事に開催されるのか疑問ですけど。
現在ロシアと紛争中のグルジアとの国境近くに立地する場所で開催するのは安全上明らかに問題だと思うので開催地の変更はありうるのでしょうか?
6年後の国際情勢はどうなっているのかは分かりませんが、このままだとモスクワ五輪ボイコット事件の二の舞になりそうな気がしますが・・・

Posted by: 中東の太鼓 | August 22, 2008 01:49 PM

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