ロンドンをめざす水鳥寿思と塚原直也
体操の全日本社会人選手権第が9月13日、福井県鯖江市総合体育館で行われ、男子個人総合は北京五輪代表の座を逃した水鳥寿思が91.950点で2年ぶり3度目の優勝を遂げた。北京五輪代表の中瀬卓也は2位、塚原直也は6位で北京五輪代表の冨田洋之、鹿島丈博と沖口誠は欠場した。
アテネ五輪団体金メダルのメンバーで、北京五輪代表から漏れ、現役続行を表明していた水鳥、塚原の動向が気になっていたのだが、水鳥寿思は、ロンドン五輪をめざすそうだ。
現在28歳の水鳥も4年後は32歳になる。
水鳥の社会人選手権の得点は、91.950となり、もちろん単純比較は出来ないが北京五輪3位相当、自身の2007年世界体操3位の得点をも上回っている。
一方、塚原だが、8月21日付の毎日新聞「塚原直也の視点」で、「得意のつり輪にかけて、練習の8割ぐらいをつり輪に費やしてみようかと半ば本気で考えている。」
と述べていた。
塚原の社会人選手権での得点は、15.700。
つり輪のスペシャリストの道を歩み始めたようだが、北京五輪のつり輪のメダリストの得点はこんなに高い。
●男子種目別つり輪
(金)陳一氷 (中国) 16.600
(銀)楊威 (中国) 16.425
(銅)ボロビョフ(ウクライナ) 16.325
●五輪メダリストの得点ほか
大会順位 |
名前 |
|
床 |
あん馬 |
つり輪 |
跳馬 |
平行棒 |
鉄棒 |
合計 |
五輪1位 |
楊威 |
中国 |
15.250 |
15.275 |
16.625 |
16.550 |
16.100 |
14.775 |
94.575 |
五輪2位 |
内村航平 |
日本 |
15.825 |
13.275 |
15.200 |
16.300 |
15.975 |
15.400 |
91.975 |
五輪3位 |
ブノワ・カラノブ |
フランス |
15.350 |
14.875 |
15.175 |
16.600 |
15.050 |
14.875 |
91.925 |
08全日本社会人1位 |
水鳥寿思 |
15.300 |
14.550 |
15.450 |
16.250 |
14.600 |
15.800 |
91.950 |
五輪4位 |
冨田洋之 |
15.100 |
15.425 |
13.850 |
15.700 |
16.000 |
15.675 |
91.750 |
2007世界体操3位 |
水鳥寿思 |
15.500 |
14.975 |
14.350 |
15.875 |
15.750 |
14.950 |
91.400 |
08全日本社会人6位 |
塚原直也 |
14.700 |
14.700 |
15.700 |
15.400 |
15.500 |
14.500 |
90.500 |
08インカレ1位 |
内村航平 |
15.350 |
12.900 |
15.100 |
16.000 |
15.600 |
15.100 |
90100 |
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