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September 12, 2008

3年前に北京五輪での獲得が宣言されていた銀メダル

JOCが、強化費配分の基準としている競技団体ランクと北京五輪での獲得したメダルを表にしてみた。
金メダルを獲ったのは、水泳、柔道、ソフトボールに集中している。
強いから多くの強化費が落ちるのか、強化費が高いから強いのか、ぐるぐると回っている気もするが、例えば、大田雄貴が男子フルーレ個人で銀メダルを獲ったフェンシング。
元々は超マイナーなCランクだった。

1896年の第1回近代五輪から欠かさずに実施されている競技に、陸上、水泳、体操とフェンシングがある。
日本でも陸上、水泳、体操はメジャー競技のひとつだが、フェンシングはなじみがない。
というのもフェンシングが、ヨーロッパを中心に活発に行われている競技であり、貴族が好んでいたというイメージがあるからだろう。
日本フェンシング協会は、6000万円の強化資金を集め、フルーレの男女7選手を特別強化選手に指定し、住宅、食費、遠征費を協会が負担し、ウクライナ人のコーチが指導をしてきた。

そして2005年のユニバ-シアードイズミル大会で日本男子がフルーレ団体で金メダル、女子サーブル団体では銀メダルを獲得した。
2006年のドーハアジア大会では大田雄貴が金メダルを獲得している。
スポンサーを快諾したのは明太子で有名なやまや。
やまやの会長が日本フェンシング協会の会長を務めている。
北京の銀メダルの背景には様々あり、2007年からBランクに上がったのだ。
決して、労せずにメダルが転がり込んできた訳ではない。

2005年8月29日の朝日新聞にフェンシングの優勝についてこんなコラムがあった。

「例えば国際大会は自国の国際審判を伴って参加する。審判の不参加は約5万円のペナルティーだ。それでも不参加の方が安く済む。日本はそういうことを繰り返してきた。考えているのはいつも敗戦の言い訳ばかりだった」。日本フェンシング協会の張西厚志(はりにし・あつし)専務理事(60)は振り返る。 選手登録は今も6千人程度に過ぎない。資金も十分ではない。何が変わったのか。00年の国際フェンシング連盟の選挙で、日本は各専門委員会に3人が立候補し、いずれも当選した。「英語が下手でも、必要なら通訳を使えばいいと開き直った。あれで世界の情報が入り始めた」と張西さん。金をやり繰りして04年にはW杯を招致し、外国人コーチも雇った。「今なら08年北京五輪でメダルを狙うと宣言できる」恐れるべきは、負けることではない。負けに慣れてしまうことだ。38年に及んだ空白がそれを示している。(引用終了)

●JOCによる強化費配分の基準となる競技団体ランク(2008年)と北京五輪でのメダル獲得状況

ランク

競技名

A

水泳

2

0

4

A

柔道

4

1

2

A

ソフトボール

1

A

陸上

0

0

1

A

体操

0

2

0

A

レスリング

2

2

2

A

野球

0

0

0

A

ボート

0

0

0

A

スケート

1

0

0

B

サッカー

0

0

0

B

テニス

0

0

0

B

バレーボール

0

0

0

B

セーリング

0

0

0

B

卓球

0

0

0

B

バドミントン

0

0

0

B

ライフル射撃

0

0

0

B

スキー

0

0

0

B

ホッケー

0

0

0

B

フェンシング

0

1

0

B

重量挙げ

0

0

0

C

自転車

0

0

1

Cランク)

ボクシング、バスケットボール、ハンドボール、馬術、近代五種、バイアスロン、カヌー、アーチェリー、アイスホッケー、クレー射撃、トライアスロン

Dランク)

テコンドー、トランポリン、クリケット、ソフトテニス、ラグビー、武術太極拳、空手、(野球)、(ソフトボール)

*冬季競技は2006年トリノ五輪の結果。

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