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October 09, 2008

朝日のコラムより

朝日新聞に興味深いコラムがあったので紹介する。

戻った暗い空

また、あの暗く重い空が戻ってきた。「国慶節」の連休が始まった10月初旬、北京の上空を厚いスモッグが覆った。五輪期間中、実施していた車両規制が終わり、激しくなった渋滞が原因らしい。国営の新華社通信ですら「バラリンピックが終わってわずか半月で大気汚染が戻った」と揶揄した。
交通整理をしていたボランティアたちがいなくなり、交差点にはカオスが戻った。地下鉄やバスの整列乗車も乱れがちだ。繁華街・王府井の路上には、スケートボードに乗った両足がない十代半ばの物ごいの少女も帰ってきた。期間中、「特別施設」に入れられていたのだという。パラリンピックが終わるとともに施設を追い出された。部屋にテレビはなく一度も五輪を見なかった。「五輪なんて興味ないわ。貧しい生活は少しも変わっていない」中国は、日本が足元にも及ばない100個のメダルを獲得し、「偉大な成功」(中国紙)だった。一方でネットでは五輪にかけた2950億元(約44千億円)もの巨費や、派手な開会式の演出への批判が根強い。あのとき見せた青空や文明的なマナーを幻で終わらせてしまうのか。すべては「ポスト五輪」にかかっている。(峯村健司)朝日新聞108日特派員メモ

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