ラグビーW杯 日本は2015年、19年に立候補
日本ラグビー協会は30日、2015年と19年ワールドカップ(W杯)招致に向け、国際ラグビーボード(IRB)に対して入札の意思を正式に表明したと発表した。南アフリカ、オーストラリアなども招致を目指すとみられており、両大会の開催国が同時決定する来年7月まで激しい招致合戦が繰り広げられそうだ。
日本は11年大会招致でニュージーランドに敗れた後、15年大会招致を目指してきたが、今年7月にIRBが15、19年の2大会開催地を同時に決定する方針を決めたため、意思表示期限となったこの日、両にらみで立候補することを決めた。
8月には招致に関心を示した国がIRBから発表され、南ア、豪州、イタリアやイングランド(15年大会のみ)などが名を連ねた。大会概要など入札文書提出締め切りは来年5月8日、開催地を決めるIRB理事会は同7月28日に行われる。(産経新聞)
●ラグビーW杯立候補国
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2011年大会
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2015年大会
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2019年大会
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日本
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×
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○
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○
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オーストラリア
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-
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○
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○
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アイルランド
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-
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○
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○
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イタリア
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-
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○
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○
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スコットランド
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-
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○
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○
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南アフリカ
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×
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○
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○
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ウェールズ
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-
|
○
|
○
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イングランド
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-
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○
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-
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ロシア
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-
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-
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○
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2011年大会は日本、南アフリカ、ニュージーランドが立候補し、ニュージーランドでの開催が決まっている。
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Comments
そもそも大会の10年も前に開催国を決定して大丈夫なのでしょうか?
五輪とサッカーW杯ですと本大会の開催は政治や経済とも密接に絡んでいるので先の大会をあまりに早く決定すると競技団体では制御不可能な開催国の政治&経済情勢の変化や混乱に見舞われる事もあります。
実際にサッカーは1966年のイングランドW杯の直前に行われたFIFA総会では1978年大会(アルゼンチン)、1982年大会(スペイン)、1986年大会(コロンビア)に早々と決定しましたが、アルゼンチンは大会2年前にクーデターで軍事政権が誕生して開催が不安視され欧州ではボイコット騒ぎもありました。
ただこの時の軍事政権はW杯開催を自らの正当性を証明する為にあらゆる手段(=反体制派の弾圧や代表に非協力的なクラブへの脅しなど)を駆使して成功させましたが、メノッティ監督はプレッシャーを考慮して若きマラドーナを選ばなかったのは残念でしたが・・・
逆にスペインの場合は独裁者フランコ総統が死んで民主化が進展しましたが、コロンビアは麻薬問題を巡る政府と麻薬組織との闘争(あるいは癒着かな?)が激化し経済の悪化も伴い大会開催を返上しました。
これらの出来事は開催を決定した1966年の時点では予想できるはずもありません。
またこの間にW杯も参加国数が16から24に規模が大きくなり、大会の性格も商業主義の影響で”サッカー世界一を決める有名な大会”から”五輪を上回る巨大イベント”に変質しました。
大会の6~7年前の決定ならある程度政治や経済情勢の予想する事が出来ると思いますのでラグビーW杯も大会ごとに規模が大きくなっているから早すぎる決定はちょっと心配です。
あと来年の10月に2016年五輪の開催地も決定しますがラグビーW杯の当落の結果も影響するのでしょうか?
もし影響を及ぼすのであれば北京で国民に怒りと失望と不快感をたっぷり与えてくれた野球を復活させるよりも7人制ラグビーを採用させる方が得策と思いますね。
(もちろんソフトは復活させてほしいです)
Posted by: 中東の太鼓 | October 05, 2008 07:40 PM
IRBがなぜ2015年大会と、2019年大会を一度に決めるかというと、普及と収益の両方を満たそうとするからです。
普及という点からすると、ロシアと日本。
収益という点からすると豪州とイングランドが有力でしょう。
イングランドは2015年大会しか立候補していませんから15年がイングランド、19年は日本。
というシナリオが見えてきます。
また日本の場合は2016年東京五輪との絡みもあり、19年の方が良いと考える人もいそうです。
Posted by: 管理人 | October 07, 2008 03:15 PM