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November 11, 2008

冨田洋之 現役引退

体操のアテネ、北京両五輪で活躍した冨田洋之が正式に現役引退を発表した。
冨田は会見の中で
「種目別でやることも考えたが、それではこだわってきたオールラウンダーの道から外れてしまう」と、自分のスタイルを強調した。

北京五輪の個人総合で4位と、内村航平よりも下だったことがことさら強調されるが、団体決勝で冨田が出場した4種目の内、つり輪、平行棒、鉄棒で日本人最高点を出した。
ちなみに内村は床と跳馬で、あん馬は鹿島丈博が最高だった。

日本に限らず、現在の体操競技の団体では6種目全てに出場する選手はなく、得意な種目に絞って出場する。
得意種目が4種目もある冨田はまだまだ必要な選手だと思っていたが、オールラウンダーへのこだわりが彼の美学なのだろう。引退の結論になった。

アテネ五輪団体最後の演技者で鉄棒の着地を決めた姿は、刈屋富士夫アナウンサーの名実況とともに日本のスポーツ史に残る一場面だろう。

●北京五輪体操団体決勝

選手

 床 

あん馬

つり輪

跳 馬

平行棒

鉄 棒

冨田洋之

15.150

15.950

16.150

15.625

内村航平

15.700

16.150

15.925

15.450

坂本功貴

14.850

15.525

15.400

15.000

鹿島丈博

15.750

15.200

沖口誠

15.275

中瀬卓也

15.000

15.425

15.525

●男子団体総合決勝 最終順位

総 合

 床 

あん馬

つり輪

跳 馬

平行棒

鉄 棒

 中 国

286.125

45.925

46.025

48.875

49.325

49.025

46.950

 日 本

278.875

45.975

45.575

46.900

46.750

47.075

46.600

アメリカ

275.850

45.400

41.875

46.375

48.225

47.050

46.925

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Comments

 冨田選手の引退は本当にビックリという一言でした。
まだまだやれる様に見えましたが、本人にしか解らない感覚の微妙なズレがあったようですね。このまま続けたらズレた感覚を後進の選手に伝えてしまうのではないはかという事がネックとなっていたようです。自分本位ではなく今後の体操界の事も考えたすえの引退だったんですね。
しかしながら最後の競技会の鉄棒の着地もアテネ五輪の時と同様に(伸身の新月面)見事でした。
 また同い年の鹿島選手も引退ということで勝手に三本の矢(冨田、鹿島、水鳥寿)と呼んでいた選手がこれで一人になってしまいました。
 
 さて次の日本体操会を引っ張るのは?長身で手足も長く体線の奇麗な体操をする星陽輔選手ではないでしょうか。先日のアジア大会でも平行棒、鉄棒の二種目で金メダル、個人総合でも銀メダルの活躍をしました。北京五輪も有力視されていましたが、残念ながら出場できませんでしたが鹿島選手の後継者は星選手で決まりだと思います。

Posted by: 現代史小僧 | November 27, 2008 at 05:54 AM

日本の体操界の若手には、インカレで内村航平に勝った植松鉱治(仙台大)、アジア選手権個人総合優勝の山室光史(日体大)、同2位の星陽輔(セントラル)ほか凄い選手がたくさんいます。
4年後、今度は中国に勝っての金メダルを見たいものです。

>本人にしか解らない感覚の微妙なズレ

一般の人にはわからない天才?職人?ならではのズレなんでしょうね。

Posted by: 管理人 | November 27, 2008 at 09:47 PM

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