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February 09, 2009

東京よりも低い シカゴ市民の五輪支持

2016年夏季五輪招致を進める東京のライバル、シカゴの市民の支持率が、東京よりも低いことが判った。
シカゴの地元有力紙シカゴ・トリビューンによると、2016年夏季五輪招致に対するシカゴ市民の現在の評価は下記のようになる。

○五輪開催
賛成 64%
反対 28%

○開催費用に税金を使うこと
賛成 23%
反対 75%

○税金を使わず、民間資金だけで賄う
難しい 54%
大丈夫だろう 42%

この調査は今月4、5の両日、同市民350人を対象に実施され、立候補した4都市が、詳細な開催計画などを記し、IOCに提出する立候補ファイルに盛り込まれる。

シカゴの1年近く前の支持は、
強く賛成 54%
やや賛成 30%
反対   6%
(2008年4月)

これから、1年近く経ち、オバマ効果どころか、市民レベルでは支持が後退している。
景気の大幅後退で、税金が五輪に使われることを市民が危惧しているようだ。
シカゴでは、五輪招致反対のサイトが現われ、反対集会も行われている。

東京に少し追い風が吹いてきたかも・・・。

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Comments

おもしろい結果です. シカゴの支持率はちょっと案外, しかし最悪の経済不況の中で高い支持率はむしろ変です.こういうわけでシカゴが東京に優位を見せることは大統領の政治力だけですか??

Posted by: Tokio | February 09, 2009 03:27 PM

コメントありがとうございます。

東京よりもシカゴが有利な点は、

オバマ大統領の存在
アメリカテレビ局の放映権の高さ

の2点でしょう。

開催計画も都市機能も東京が上だと思います。

Posted by: 管理人 | February 10, 2009 10:20 AM

ライバルの思わぬ敵失(?)に助けられて東京の優位を伝えられてますが、案の定というか肝心の政治が足を引っ張っている気がします。
立候補ファイルの提出期限を12日に控えているのに国会の招致決議が野党・民主党の反対で頓挫する可能性が濃厚です。
なんだか政争の具にされてますね。
中でも「自業自得発言」をした菅直人議員の了見の狭さに失望しました。
(といっても私は菅氏&バカ息子には一度たりとも期待したことはありませんが(笑))
あの発言は単なる石原都知事への意趣返しに感じます。
今後の衆院選対策の為に五輪招致を人質にするのは筋違いですし、石原都政への問責ならいくらでも他に方法があるはずです。
政権交代がチラついているせいか、冷静な判断能力を見失っているとしか言いようがありません。
かといって与党も物価暴騰や円の暴落が発生する政府紙幣の発行など、国際的に日本の信用を失墜するバカな構想を練ってますが・・・
今のままだとせっかく優位な状況も自滅しかねないです。

ちなみに大きな大会を招致するときに「閣議了解」をすることは聞いた事はありますが、「国会決議」は過去に他国も含めて実施したことがあるのでしょうか?
また国会決議の有無が今後の招致活動に影響を及ぼすのかも気になります。

Posted by: 中東の太鼓 | February 10, 2009 04:44 PM

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