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March 23, 2009

東京マラソンの優勝賞金は1100万円

3月22日に行われた「東京マラソン2009」は歴史に残るレースである。
というのも、国内初の賞金レースだったのだ。
男女の優勝者に賞金800万円、さらに特別協賛社の東京メトロから副賞の300万円が贈られた。
タイムボーナスも用意されていて、世界記録だったら3000万円、日本記録500万円、コース記録300万円となっていた。

日本国内のマラソンでも、東京を含む6大会(男子は福岡、東京、びわ湖、女子は東京、大阪、名古屋)の賞金化が決まっている。

現在世界で最も高額な賞金が支払われているのは、ドバイ・マラソン。
平坦で記録の出やすいこのコースの賞金は、優勝賞金25万ドル、世界記録でプラス100万ドルという高額だ。
ほかにもニューヨークシティマラソンの優勝賞金は、男女とも13万ドルと随分高い。

日本人選手がマラソンで獲得した賞金の最高は、シドニー五輪の金メダルの翌年(2001年)、高橋尚子がベルリンで世界記録で優勝したときのこと。
優勝賞金5万マルク(約280万円)のほか、2時間23分を切ったタイムボーナスで6万マルク、大会記録、今季最高記録としてそれぞれ1万マルク、世界最高記録のボーナスとして10万マルクの計23万マルク(約1300万円=当時のレート)を獲得したときだ。

2003年にポーラ・ラドクリフ(イギリス)が、ロンドンで世界記録を出して優勝したときは、優勝賞金5万5000ドルのほか、世界最高記録に12万5000ドル、コース新記録に2万5000ドル、2時間20分以内の完走に5万ドルのボーナスが贈られ、獲得総額は25万5000ドル(当時のレートで約3060万円)という凄い金額だった。

また、2007年に大阪で開かれた世界陸上選手権では、マラソンに限らず全ての種目でこの金額が賞金として贈られた。
優勝60,000ドル
2位:30,000ドル
3位:20,000ドル
4位:15,000ドル
5位:10,000ドル
6位: 6,000ドル
7位: 5,000ドル
8位: 4,000ドル

一方、五輪は夏季も冬季も賞金はない、念のため

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