IOC会長の本音
明日17日に2016年夏季五輪に立候補している4都市のプレゼンテーションが、IOC博物館で行われる。
プレゼンを前に、IOCのロゲ会長は、インタビューでこういった内容のことを語っている。
このことばをそのまま受け留めるか、ウラを読むかは難しいところだが、まるで東京が相応しいと言っているように見える。
シカゴのセールスポイントである、スポンサーシップとマーケティングの可能性の影響を最小にすべきで、こうした経済的な要素が2016年五輪招致に影響を及ぼすべきではない。また、これまで南米は五輪を開催していないという、リオデジャネイロの主張には冷水を浴びせた。
地理的な要素も、財政的な要素も招致の際の大きなポイントにしたくないというのだ。
つまるところ、五輪は経済学ではない、開催都市に永久に継続し得る遺産を残すことだ。 我々が去るとき、(五輪を開催したということが)開催都市に、その地域に、その国にとってのボーナスであって欲しい。
会長自身は投票をしないのだが、ロゲ氏の開催地選びのポイントは、選手のための五輪であることで、ほかのどんな目的ではない。
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特に、開催都市に永久に継続し得る遺産を残すことだ、のところは今でも1964年の五輪とともにある東京を言っているかに思える。(ちょっと欲目かもしれないが)
●参考記事
東京五輪のレガシー(遺産)が生きる街
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