石原東京都知事とシカゴ招致委がシンガポールでニアミスか?
どうやら石原東京都知事とシカゴ五輪招致委員会がシンガポールでニアミスすることになりそうだ。
石原知事のシンガポール訪問は、7月3日に行われるアジア・オリンピック評議会(OCA)の総会に出席するためで、OCA総会では「東京支持宣言」の採択が提案される見通しとなっている。
これは、ライバルであるマドリードが、5月の欧州オリンピック委員会の理事会で、マドリードの全面支持を打ち出していることへの対抗になる。
ところが、シカゴ招致委員会一行も、同じ頃にシンガポールにやって来るのだ。
昨日、6月29日から7月7日までシンガポールでは、第1回アジアユースゲームが開催さてい。
シンガポールでは2010年に第1回ユースオリンピックの開催が決まっており、今回のものは、そのプレ大会にあたる。
シカゴの一行は、アジアユースゲームでのロビー活動を目的としているのだ。
ユースオリンピックはもちろんIOCの始めた新しい総合競技会で、冬季は2012年に第1回が開催予定だ。(開催地は未定)。
プレ大会のアユースゲームは、OCA管轄のため、大会に合わせてOCAの総会が行われるということだ。
ちなみにOCAの会長はクウェートの王子 アハマド氏
もう忘れてしまったかもしれないが、「中東の笛」でアジアのハンドボール界を思い通りにしていたあの王子だ。
ところで、7月3日はこの日は東京都議選の告示日に当たるのだが、知事は留守をして果たして大丈夫なのだろうか?
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Comments
投票権を持つIOC委員は95人ほどいると思います。そしてヨーロッパ評議会でマドリードの支援を決議しました。
今回、東京はアジア評議会で支援の決議を受けようとしてますが、必ずしもアジアのIOC委員全員が東京に投票する訳じゃないですよね。
韓国は18年、20年五輪に平晶と釜山が立候補してますし、ドバイも立候補を検討しています。
ヨーロッパも18年冬季にアヌシーやミュンヘンなど、次期立候補都市がいて、票が他の地域に回るということが起きると思います。
この票の動き、東京にとって不利なんでしょうか。
Posted by: 石井 | July 02, 2009 11:01 PM
東京側も2014年冬季五輪招致のときは、平昌に協力すると言っておきながら、その失敗にほっとしたという経緯があります。
IOC委員の半数は、欧州ですから、ヨーロッパ評議会が決議したら、すなわちマドリードか、というとそうでもありません。
IOC委員は、海千山千の猛者ですから欧州での決議、OCAで今回決議できても、票にイコールになるとは言えません。
とはいえ、今回知事が、シンガポールまで足を運ぶということhは、かなりのインパクトがあると思います。
Posted by: 管理人 | July 03, 2009 10:24 AM