« 政治の駆け引きに使われる五輪招致 | Main | 2005年のロンドンのプレゼンを見てきた。 »

September 13, 2009

東京の招致成功指数も3位に後退

五輪招致専門のニュースサイトGamesBids.comは、BidIndexと呼ばれる数理モデルを定期的に発表している。
この数字は2016年五輪開催候補都市に対し、過去の五輪招致成功都市との相関係数を示したものだ。
まあ、日本人的に言えば招致成功の偏差値のようなものか。

2009年3月の時点では4都市中トップだった東京が、9月10日付けでは3位にランクダウンしている。
トップはここでもリオデジャネイロ。
2位には、ミッシェル・オバマ氏のプレゼンテーション出席を発表したシカゴが付けている。

東京のIOC総会のプレゼンには、皇太子殿下はともかく、鳩山新首相ですら出席が未定だ。
民主党政権は、事前に予想できたことだ。
東京の後手後手ぶりにはいらいらが募る。

GamesBidsのBidIndex
2009年3月
東京 61.41
リオ 59.95
シカゴ 58.73
マドリード 58.37

2009年9月
リオ 61.61
シカゴ 60.01
東京 59.20
マドリッド 57.80

さて、このBidIndexがどのくらい信憑性があるかだが、GamesBidsは、北京に決まった2008年夏季五輪招致の結果が、BidIndexどおりに決まったと自慢している。

都市

BidIndex

投票①

投票②

北京

75.44

44

56

トロント

63.79

20

22

パリ

58.71

15

18

イスタンブール

53.94

17

9

大阪

53.81

6

-

とはいうものの、北京圧勝はだれでもが予想できたこと。
2012年も2014年もGamesBidsの予想は外れているのだ。
果たして2016年は如何に?

|

« 政治の駆け引きに使われる五輪招致 | Main | 2005年のロンドンのプレゼンを見てきた。 »

Comments

The comments to this entry are closed.