五輪招致の水面下で活躍するコンサルタント
スポーツコンサルタントと呼ばれる職種がある。
五輪や大きな競技大会の招致のための広報を請け負う企業や個人だ。
五輪招致であれば、I0Cとの人脈の仲介から開催計画の立案なで助言、指導する専門家を各立候補都市は雇っている。
1991年に招致が決まり、1998年に開催された長野冬季五輪の際にも、長野はスイスの業者と45万スイスフラン(約4500万円)のコンサルタント契約をしていたというから、この歴史は意外と古い。
現在、東京の広報戦略担当するジョン・ティプス氏(ジョン・ティブスアソシエーツ)は、2004年アテネ、2008年北京、2014年ソチ五輪の招致成功に導いた人物だ。
ソルトレークシティや長野五輪の招致を巡り、IOCスキャンダルが起きた。
この後、立候補都市とIOC委員とが接触しづらくなった現在の招致活動では、こうした立候補都市を渡り歩くコンサルタントを抜きに語れない。
立候補都市に代わって、IOCやIOC委員とコンタクトが取れるのがコンサルタント、ということになる。
もちろん、有能なコンサルタントは立候補都市で引き抜きもある。
東京以外の立候補都市は、次のような企業と契約している。(各都市とも複数契約しているようなのでほかにもあると思われる)
シカゴ HILL&KNOWLTON
実績 北京五輪のオフィシャルPRエージェンシー
マドリード pmpLEGACY
実績 2010デリー英連邦大会や世界バスケットボール選手権
リオデジャネイロ Caio Grynberg
実績 2007年リオデジャネイロ パンアメリカン大会
こうして見ると、東京のコンサルタントが最も実績があるようなのだが・・・。
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