東京のプレゼンにパラリンピック代表 河合純一さん登場か?
決戦のIOC総会を間近に控え、立候補4都市は順にリハーサルを行った。
東京はどうやら河合純一さんがプレゼンに立ちそうだ。
河合さんといえば、1992年のバルセロナから2008年の北京まで、5大会連続でパラリンピックに出場したスイマーだ。
早稲田大学卒業後は全国唯一の全盲教師(当時)として中学校の教壇にも立ち、現在は静岡県総合教育センターに勤務されている。
実は、今年4月にIOCの評価委員会が来日した際、東京の計画内容について石原都知事以下招致委員会の方々がプレゼンをした。
このとき、河合さんは点字の原稿を読みながら東京パラリンピックの計画、自身の経験を英語でスピーチをした。
評価委員会が滞在していた4日間で、様々なプレゼンがあったが、拍手喝采を受けたのは河合さんだけだった。
元々、五輪とは別の組織委員会が運営していたパラリンピックも、2004年のアテネ大会以降同一の組織委員会によって運営されている。
が、これまでパラリンピックの選手のプレゼンはほとんど見たことはない。
パラリンピックが五輪に付随する大会と見られがちだからだ。
河合さんは教師としても、スイマーとしても健常者と何らかわらずやって
来られた。
「障害者」としてくくられることは恐らく嫌うだろう。
東京にスポーツの祭典を招くアスリートの一人としてのプレゼンに期待したい。
河合さんはローマで急逝した古橋広之進さんと同郷だ。
今年も浜松市内で3回会い、「頑張って」と声をかけられたと言う。
●東京プレゼンメンバー(予想)
猪谷千春 IOC副会長
鳩山由紀夫 内閣総理大臣
石原慎太郎 都知事
竹田恒和 JOC会長
河野一郎 招致委員会事務総長
小谷実可子 招致委員会理事
室伏広治 (オリンピアン)
河合純一 (パラリンピアン)
The comments to this entry are closed.
Comments