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January 29, 2010

日本選手団 またも、役員数が選手の数を上回る

JOC(日本オリンピック委員会)は、バンクーバー五輪代表としてボブスレー女子の桧野真奈美と浅津このみを追加発表し、役員を含めた日本選手団は205人となった。
その内訳は選手は94人(男子49、女子45)と役員111人で、前回トリノ五輪に続いて役員数が選手数を上回った。

1928年のサンモリッツ大会から日本が冬季五輪に参加するようになり、自国開催だった長野大会までは、当然のごとく選手数が役員の数を上回っていた。
ところが、ソルトレークシティで役員109人・選手109人と同数になり、前回トリノで役員127名、選手113と役員が選手を上回る事態となり、今回のバンクーバーでも役員が選手を上回った。

夏季大会の日本選手団の人数内訳を見ても、役員が選手の人数を超えていることはない。
また、既に選手団の人数の固まった韓国の場合を見ても、役員37人・選手45人と役員が選手の数を上回ることはない。
とすると、この異常事態は日本の、しかも冬季に限った現象のようだ。
ちなみに役員は、本部役員=JOCと競技役員=各競技団体役員・監督・コーチのことだ。

前回トリノ大会に240人の大選手団を送りながら金メダル1個に終わった日本。最後に荒川静香の金メダルが出て、その興奮と余韻で選手団からの惨敗の反省と分析が消されてしまった感は否めない。

2016年夏季五輪東京招致では、図らずもJOCの国際スポーツ界における存在感の低さが露呈された。
今回は是非役員の皆さんの現地での行動の情報開示をお願いしたい。

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