5大会連続メダル獲得の偉業達成 但し夏季五輪には7大会連続もいる
少し遅くなってしまったが、14日に五輪史に残る大記録が生まれていた。
リュージュの男子1人乗りで、アルミン・ツェゲラー(イタリア)が3位に入り、同種目で5大会連続のメダルを獲得した。
日本ではリュージュ自体がマイナーなため話題にならず、大きな記事にはならなかった。
冬季五輪での連続メダル獲得は5大会。
ほぼ同じ時期に同種目で活躍したゲオルク・ハックル(ドイツ・トリノで引退)と並ぶ大記録だ。
ハックルとツェゲラーはリレハンメル、長野、ソルトレークシティでメダルを分け合った。
ちなみにバンクーバー五輪のリュージュ一人乗りの参加者は39名。
欧米以外から参加した選手は日本、韓国、台湾、インド、アルゼンチンが各1となっている。
先日、冬季五輪における唯一の五輪同一種目4連覇(全て金メダル)を果たした選手としてバイアスロンのアレクサンドル・チーホノフ(ロシア)を紹介した。
このバイアスロンにも5大会連続メダルを獲得した選手がいる。
ドイツのリコ・グロスで1992年から2006年にかけて5大会で金4銀3銅1のメダルを獲得した。
夏季五輪も含めた日本人選手で、5大会連続メダル獲得の偉業を達成した唯一の選手が谷亮子。
1992年から2008年までの5大会で金2銀2銅1のメダルを獲り、2児を出産した現在、この秋から復帰し、ロンドン五輪でのメダル獲得を目指している。
ところが世界は広い、夏季大会では7大会連続メダルを獲得した選手さえいる
●7大会連続メダル獲得
ビルギット・フィッシャー (ドイツ・カヌー) 1980・84・88・92・96・00・04 金8銀4
●6大会連続メダル獲得
ライナー・クリムケ (ドイツ・馬術) 1964・68・72・76・84・88 金6銅2
●5大会連続メダル獲得
パール・コバチ (フェンシング・ハンガリー) 1936・48・52・56・60 金6銅1
アラダール・ゲレビッチ (フェンシング・ハンガリー) 1936・48・52・56・60 金7銀1銅2
スティーヴ・レッドグレーヴ (英国・ボート) 1984・88・92・96・2000 金5銅1
谷亮子 (日本・柔道) 1992・96・2000・04・08 金2銀2銅1
*これらの選手は同一種目での連続メダル獲得ではないため、カール・ルイスやアル・オーターの五輪4連覇とは異なる。
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