カナダの80%の人が見たアイスホッケー決勝 対アメリカ戦
バンクーバー五輪 男子アイスホッケー決勝は、ともにNHLのスター選手で固めたカナダとアメリカの対戦となり、延長の末3-2でカナダが勝利した。
カナダの現在の人口は約3400万人。
その内の80%、最大2650万人、平均でも1660万人のカナダ人がアイスホッケー決勝をテレビで見たという。
なお、カナダでは9つネットワークが上の8つの言語で放送した。
一方、銀メダルのアメリカでも、視聴者数は記録的な数字となった。
アイスホッケーの過去最大の視聴者は、ミラクルオンアイスと呼ばれた1980年レークプラシッド五輪決勝 アメリカ対フィンランドの3280万人。
これには及ばなかったものの全米で2760万人の人が、TVの前に釘付けになった。
(ちなみにアメリカの人口は3億人を超える。)
国際スポーツ記者協会AIPSは、NHLからバンクーバー五輪に参加した選手の年棒を発表した。
これによると金メダルのカナダは23人全員がNHL所属の選手で、年棒総額1億1014万米ドル(約98億円 1人あたり4億2300万円)、銀メダルのアメリカも23人全員がNHL所属の選手で、年棒総額は7733万米ドル(約69億円 1人あたり3億円)となる。
参考までに2009年WBC優勝の日本代表29名の年棒総額は81億2540万円(1人あたり2億8000万円)だ。
高い給料もらってるのだから、強いのは当たり前とは一概には言えない。
これがスポーツの面白いところ。
2006年のトリノ五輪の男子アイスホッケーは、年棒総額1位のカナダが7位、同8位のアメリカは8位に終わっている。
金メダルは年棒総額4位のスウェーデン、銀メダルは同7位のフィンランドだった。
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