岡田JAPAN終幕雑感
W杯のパラグアイ戦から一日以上が経った。
なんともいえない虚脱感から、昨日は仕事にならなかった方も多かったのではないだろうか。
とはいえ、サッカーの試合にこれはつきもの。
古くは1987年ソウル五輪予選対中国戦
1994年ドーハの悲劇のイラク戦
2000年シドニー五輪のアメリカ戦
2002年日韓W杯のトルコ戦
ほかにもたくさんある。
イタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、翌日の新聞でパラグアイ戦のことを伝え、カターニアFW森本貴幸を起用しなかったことが敗因の一つではないかと記したそうだ。
パラグアイ戦で岡田監督は、大久保に代えて玉田を投入した。
延長後半11分、左サイドをドリブルで突破した玉田はペナルティーエリア内の岡崎へパス。岡崎はDF2人を引きつけてヒールで玉田へ戻し、玉田はGKと1対1。
ゴールの期待が高まったところで、玉田はゴール前に詰めた中村憲に折り返し、パスは大きく外れてしまった。
このとき玉田でなくて森本だったらどうしただろか?
日本代表が出場した過去4回のW杯で全く出場しなかった選手を挙げてみた。
●1998年フランス大会
監督:岡田武史
出場なし:伊東輝悦、服部年宏、斉藤俊秀 (3人)
●2002年日韓大会
監督:トルシエ
出場なし:秋田豊
●2006年ドイツ大会
監督:ジーコ
出場なし:遠藤保仁
●2010年南アフリカ大会
監督:岡田武史
出場なし:岩政大樹、内田篤人、森本貴幸 (3人)
(GKを除く)
岡田監督が指揮をした大会はどちらも全く出場機会のなかった選手が3人ずついる。
この数はトルシエ、ジーコと比較して多い。
開幕直前のコートジボアールとの強化試合で17人の選手を試したあとで
「戦える選手、戦えない選手がある程度はっきりした」
と語ったそうだ。
結局使わなかった選手3人は、戦えない選手ということだろう。
戦えない選手であると判るのが遅すぎだろう。
本番の快進撃で、大会前の評価を覆した岡田監督だが、メンバーの選考は自分のミスを認めていたことになる。
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