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August 26, 2010

英国は今 水泳編

この8月ハンガリーのブダペストで、水泳の欧州選手権が開催された。
ハンガリーと水泳がなかなか結びつかないかもしれないが、女子200m背泳ぎで同一種目3連覇を達成したクリスティーナ・エゲルセギ、ソウル、バルセロナとにおいて200m、400mの男子個人メドレーの2種目で2連覇の偉業を達成したタマス・ダルニュイといった大選手が出ている。
さらにハンガリーは、水球王国として知られ、何と9回の五輪優勝を誇っている。

この大会のメダル争いは1位にロシア、2位にドイツと常連が来て、3位にフランス、4位になんと英国が入った。
実は2年前の北京五輪の水泳でも、日本を上回る金メダル2個を含む6個のメダルを獲得してランキング3位だったのが英国である。
このときは、レベッカ・アドリントンが女子400m、800m自由形に優勝、ジャネット・エバンスの世界記録を破るというおまけまで付いた。

●英国の欧州水泳選手権の実績
年  金 銀 銅
2002 0 0 0
2004 0 0 0
2005 ロンドン五輪開催決定
2006 2 5 6 7位
2008 2 2 0 11位
2010 6 6 7 4位 

ここ10年の英国の欧州水泳選手権の実績を見ると、上のようになる。
2002年、2004年とひとつのメダルも獲れなかったが、2005年に2012年のロンドン五輪開催が決まってから飛躍的にメダル獲得が増えているのがわかる。
まさにロンドン五輪効果なのだ。

2005年にロンドン五輪招致に成功。
政府は毎年1億ポンド(約136億円)の選手強化費を補助金として支出することを決め、UKスポーツは「ミッション2012」と銘打った強化を始めた。
北京五輪では、ロンドン招致に成功した英国が、世界第4位となる19個の金メダルを獲得。
その4年前のアテネ五輪の9個(世界10位)から躍進した。
一方、ロンドンに破れパリ招致を逃したフランスは、アテネの金メダル11個から、北京は7個と下降している。
五輪招致の成否が、その国のスポーツの将来を決定するのは間違いない。

補足すると、もともと英国は水泳が弱いわけではない。
特に男子平泳ぎではモスクワ五輪ではダンカン・グドヒュー、ソウル五輪ではエイドリアン・ムーアハウスが100m平泳ぎで金メダルを獲っている。
田口信教さんのライバルだったデビッド・ウィルキーなんて選手もいた。
が、女子はほとんど活躍した選手がおらず、レベッカ・アドリントンの金メダルは、1960年にアニタ・ローンズブラウが200m平泳ぎで優勝して以来48年ぶりの金メダルだった。

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