世界バレー今日開幕 セッターは人材難
ご存知全日本のセッターは159センチの竹下佳恵が務める。
2003年のW杯から正セッターを務めるが、何と言っても身長が低く、竹下が前衛に来たときに穴になり、失点を重ねやすい。
長身のセッターが待望されており、北京五輪後には竹下全日本引退との流れもあった。
ところが、真鍋監督は正セッターに竹下を起用、現在32歳だが、恐らくロンドン五輪までこの体制になるだろう。
問題は第二セッターだ。
別表のように竹下の控えとなるセッターは毎年ように代わっている。
現在の全日本監督真鍋政義氏も柳本晶一氏も現役時代はセッターで、ともに新日鉄、全日本のセッターを務めた。
気になるのは、その2人の監督が竹下の控えとして選出してきた選手が、いずれも期待に応えられずに全日本を去っていることだ。
今日開幕する世界バレーでは、なんと中道瞳(東レ)が9月になってから追加登録され、10月になって急遽全日本に合流した。
Vリーグのチャンピオンチームのセッターであり、トスの柔らかさとスピードには定評があるものの、身長は竹下と同じ159センチ、年齢も25歳と決して若くない。
セッターは思いのほか人材難と言えそうだ。
●主な選手の国際大会出場状況
2003年以降の女子バレーの主要大会における出場状況を見ると、竹下と木村沙織が皆勤となる。
木村は2003年当時まだ高校2年生だったが、それから8年 不動のエースとなった。
女子バレーは、世界バレーに全日本が出場するため、日程の近いアジア大会はB代表が出場する。
こちらのチームには木村の妹 木村美里(19歳)がリベロとして出場する。
185cmの姉に対し、美里は161㎝。
姉妹で20㎝以上身長が違うのも面白い。
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