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October 08, 2010

シェリーアン・フレーザーやっぱりドーピング

国際陸連は6日、北京五輪と09年世界選手権の陸上女子100メートル金メダリスト、シェリーアン・フレーザー(ジャマイカ)に、ドーピング(禁止薬物使用)違反で6カ月の出場停止処分を科した。
ロイター通信が報じた。
7月8日に暫定処分を受けており、競技会への出場は来年1月7日から可能になる(時事通信)。


シェリーアン・フレーザーについては、過去にドーピングの可能性があると当ブログで指摘したが、当たったようだ。
フレーザーは5月に中国・上海で行われたダイヤモンド・リーグ第2戦の検査で、鎮痛剤のオキシコドンに陽性反応を示した。
本人は禁止薬物とは知らず、歯の痛みを抑えるために服用したとしていた。

今後新たなドーピング違反が発覚するか、6ヶ月の出場停止のみで終わるのか注目していきたい。


筆者が指摘していた文章を再録すると下記のようになる。


シェリーアン・フレーザーは、昨年北京五輪の100mでは10秒78で金メダルを獲った。
この記録はトーリ・エドワードと並んで2008年のランキングトップの記録なのだが、実は2007年まで、彼女はは無名の選手だった。

2007年に大阪で開催された世界陸上、シェリーアン・フレーザーはジャマイカチームに帯同していたが、出場したのは4×100リレーの予選のみ。
リレーの決勝も、個人種目も全く出場しなかった。
100mの年ごとのベストは次のようになる。

2006年 11.74
2007年 11.31 ジャマイカ代表補欠
2008年 10.78 北京五輪金メダル
2009年 10.73 ベルリン世界陸上金メダル
▲1年間に0秒53縮めている

筆者は陸上競技の専門家ではないので判らないが、果たして女子選手が100mで、1年間に0秒5も縮めることなどあるのだろうか。
まるでジョイナーのようだ。

ジョイナーといえば、年度別の記録は今となってはなかなか出てこないが、銀メダルだったロス五輪と金メダルを獲ったソウル五輪の200mの比較が出来る。
1984年 ロス五輪銀メダル  22秒04
1988年 ソウル五輪金メダル 21秒34
▲4年間で0秒7縮めている


●参考記事
100mの自己記録を1年間に0.5秒も縮められるものか?

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Comments

ランダムの血液検査 尿検査をしている
現代でもすり抜ける術があるとは
まあ ドーピング検査に引っかかったのが
100m金の選手であれば疑わざる終えない
こりゃボルトも怪しいな

Posted by: トールギス | October 09, 2010 at 02:33 PM

>こりゃボルトも怪しいな

そうなんですよ。
欧米の一部メディアは疑惑の眼で見ていますし。
余りにも超人的な記録すぎて。

Posted by: 管理人 | October 09, 2010 at 09:06 PM

このホームページとても興味深いです
ドーピングについてですが

・陸上の中国選手のドーピングが疑われていますが
 これは女子選手ばかりですよね
 男子選手はドーピングしてなかったんでしょうか?
 しても伊東の記録を抜けなかった?

・陸上の日本記録には20年ほど更新されていない
 もの意外と多いですよね
 これは投擲系が多いんですが(三段跳び 走り幅跳びも)
 どうもドーピングを疑ってしまいます
 実際日本の選手もドーピングをしてたのでは?

この2つの疑問に答えてください

Posted by: トールギス | October 10, 2010 at 04:04 AM

2001年に日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が設立され、2007年から08年までの間に陽性となった例は17人います。
2年以上の資格停止処分を受けたのはボディービル4、重量挙げ1、チェス1で陸上はいません。
とはいえ、日本の検査体制は、「やっていないだろう」との前提のもとに実施しており、20%程度の選手にしか検査をしていません。
現在世界的には、ドーピングは狙い撃ちして初めて発覚することが常識で、日本の対応は甘いといえます。

とはいうものの、幅跳び、三段跳び等の日本記録の方々は全く問題ないでしょう。

中国陸上男子は、90年代にドーピングがあった可能性は高いと思いますが、ドーピングは男子より女子により効果を発揮するとされ、あまり表(おもて)に出なかったのではないでしょうか。
100mの中国記録は周偉の10秒17で1998年に出された記録です。
彼は2001年にドーピングで告発されたはずなのですが、現在も中国記録に名前があります。
まあ、中国のことだからうやむやになったようで。

Posted by: 管理人 | October 10, 2010 at 04:12 PM

ドーピングですが、やっぱり日本の対応はイマイチなんですね。

でも、管理人さんのおっしゃるとおり、走り高跳び、三段跳びの日本記録は疑うべきではないと思います。むしろ、後の選手も含めて薬をやってないから、偉大な記録が破れないと考えた方がいいですね。

かつて走り高跳びの日本記録は1931年の南部忠平さんの7m98が、1970年に山田宏臣さんの8m01に破られるまで、39年間続いたことがありましたね。

東京オリンピック代表の森本葵さんの800mの日本記録1分47秒7(1964年)も全然破られなかったですね。1980年代なんて、1分50秒を切れば好記録だったですから、永遠に破られないかと思いました。これは29年10カ月続いたようで・・・

もっとも世界記録も、走り高跳びのマイク・パウエルの8m95、三段跳びのジョナサン・エドワーズの18m29も簡単に破られそうにないですね。

ドーピングというより、記録の話に反応してしまいました。
ただ、女子10000mの王軍霞の29分31秒78はダメですよね(笑)
北京でディババが30分を切りましたが、さてあと30秒も詰められるでしょうか・・・

Posted by: でいのしん | October 25, 2010 at 09:09 PM

こんにちは。
ご無沙汰しています。

僕は実は山田宏臣さんの現役時代は全く知らなくて、臼井淳一さんが8m10を跳んだときに山田さんがコメントを出されて、初めて昔の映像を見たというような方です。
それこそ自分にとっては幻のジャンパーだったのですが、1979年に慶州で39歳で客死されたときは、非常に驚きました。
急死されたのは1981年の10月だと思いますが、ソウル五輪の開催決定直後で、そのときには韓国の陸上をコーチしたいと言われていたような記憶があります。

森本葵さんも陸上記録マニアからすると、名前だけは良く知っている不滅の記録を持つ幻のランナーだったのですが、お嬢さんがグラビアアイドル?になったときはびっくりしました(笑)。

Posted by: 管理人 | October 25, 2010 at 10:22 PM

>臼井淳一さんが8m10を跳んだときに山田さんがコメントを出されて、初めて昔の映像を見た
小田原での大会でしたから、当然、生中継ではなく、私も当日の感極まった山田さんのニュース映像を見ました。

ビーモンが8m90の驚異的な世界新を出した時、山田さんも7m93という、当時の自己ベストタイを出しているのですが、バックストレッチで跳んでいるのを望遠で撮す映像だったので、どれくらい跳んだかが、テレビでは全然わからなかったんですよ。

跳んだあとに、電光掲示が上の位から順番に出てくる形だったのですが、山田さんの時は、それを見ながらNHKのアナウンサーが、「ななメーター」言ったあと、「きゅうじゅう!」と叫んで、その後「さん」でしたとトーンダウンしたのを思い出します(笑) 7m99なら日本新記録ですからね。

ビーモンの世界記録の時も、どれくらいの記録か全然わからず、ビーモンが跳んだあとに、記録が出る前に、本人が小躍りして喜びまくるんで、アナウンサーが「相当な記録が出たようです」と言い、さらにその記録を信じられなかった審判員が、急遽巻き尺を取り出してたしかめている間、今度はビーモンが地面にうっぷして泣き出すという、あのシーンが印象的でした。

山田さんの客死はたしかに驚きでした。8m01を出した後は、好記録は出せなかったようですから、それで燃え尽きちゃったのかな、と何となく思っていました。

どうでも良いですが、森本葵さんの名前を「まもる」とはなかなか読めませんよね、と言おうと思いましたが、ATOKなら変換候補の5番目に出てくるんですね〜 

なお、森本さんの記録は、正しくは1分47秒4でした。すみませんです。
お嬢さんの話は知りませんでした。ユニチカ・キャンペーンガールだったのですか。

それにしても、森長正樹、山下訓史の日本記録もつい最近だと思っていたのですが、森長の記録は18年前、山下の方は24年も前ですか。

特に、かつてはお家芸だった三段跳びも、今では競技人口が減っているのではないかと危惧します。

私が子供の時は、小掛照二さんのかつての世界記録がまだ日本記録でした。小掛さんも瀬古の代表選考で話題になりましたが、ご自身もローマ・オリンピックで代表落ちして泣いているんですね。

何だか芋づる式にいろいろ思い出して書いてしまいました。どうかご容赦を。

Posted by: でいのしん | October 29, 2010 at 01:02 AM

ボブ・ビーモンの8m90はVTRでしか知りませんが、NHKの解説をなぜか川本信正さんがしていて
「これは21世紀の記録ですよ」
と興奮気味に言うんですね。
実際にはM・パウエルが91年の東京世界陸上で8m95を出して20世紀の内に破られてしまう訳ですが、センスのある解説でした。
川本さんといえば、ベルリンオリンピックの際に作ったオリンピックを表す五輪ということば。
こういったことばを振り漢字ともいうそうですが、中国語の「奥運」よりもはるかに的を得た絶妙のネーミングです。

広州アジア大会の走り幅跳びに出場する菅井洋平選手は、今年自己ベストの8m10を跳びましたが、今季だけ見ても8m以上跳んだ選手が中国に4人、韓国に1人、タイやカザフにもいます。
アジア大会は苦戦しそうです。
ちなみに現在のアジア記録はサウジアラビアのMohammed Al - Khuwalidiのなんと8m48。
ただ、タイトルには縁のない選手です。

Posted by: 管理人 | October 29, 2010 at 03:43 PM

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