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November 19, 2010

男子メドレーリレー 辛くも5連覇

広州アジア大会の競泳は、日本勢は予想以上の苦戦を強いられた。
全38種目の内、日本が手にした金メダルは9個。
中国は2倍以上の24個
前回ドーハ大会は16個で同数だったが、今回は随分と引き離された。

昨夜の男子の400mメドレーリレーは、日本が中国に20年ぶりに敗れたかと思った。
が、中国の第一泳者と第二泳者の引き継ぎ違反があり、日本に金メダルが転がり込んできた。

この種目で日本は、五輪や世界水泳で5大会連続でメダル(銀か銅)を獲ってきた種目であるが、昨年ローマで行われた世界水泳で途切れている。
以下が2003年から2009年までの泳者と記録である。
ご覧いただければ一目瞭然 メダルを獲ったときは北島康介がいたのだ。

北京五輪以降北島は休養期間に入り、ローマの世界水泳は立石諒が泳いだ。
記録こそ3分30秒91と好記録を残しているが、これは高速水着のおかげ。
ここのところ好調だった日本の競泳チームの世界の中での地位が、少しずつ下がってきている訳で、今回のアジア大会でも如実にそれが出ている。

100m、200m、400mで優勝した朴泰桓(韓国)に1500mで勝った孫楊(中国)は、198センチ19歳だそうだ。
しかもタイムは14分36秒43!
ロンドン五輪の自由形は、日本を除くアジア勢に席巻されるかもしれない。

●世界水泳・五輪の400mメドレーリレー
2009年ローマ世界水泳
⑦古賀淳也、立石諒、藤井拓郎、原田蘭丸 3分30秒91
2008年北京五輪
③宮下純一、北島康介、藤井拓郎、佐藤久佳 3分31秒18日本新
2007年メルボルン世界水泳
②森田智己、北島康介、山本貴司、細川大輔 3分35秒16
2005年モントリオール世界水泳
③森田智己、北島康介、高安亮、細川大輔 3分35秒40
2004年アテネ五輪
③森田智己、北島康介、山本貴司、奥村幸大 3分35秒22日本新
2003年バルセロナ世界水泳
③森田智己、北島康介、山本貴司、細川大輔 3分36秒12日本新


●400mメドレーリレー アジア大会は5連覇だけど
2010年広州アジア大会
①入江亮介、立石諒、藤井拓郎、原田蘭丸 3分43秒10
2006年ドーハアジア大会
①宮下純一、北島康介、山本貴志、細川大輔 3分36秒52
2002年釜山アジア大会
①錦織篤、北島康介、山本貴志、奥村大輔 3分37秒45日本新
1998年バンコクアジア大会
①錦織篤、林亨、山本貴志、伊藤俊介 3分41秒98
1994年広島アジア大会
①小嶺英司、林亨、糸井統、松下幸広 3分41秒70日本新

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