EPSON マンチェスターユナイテッドのスポンサーに
日本ではほとんど報道されなかったのだが、この11月26日にセイコー・エプソンがイングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)とスポンサー広告を結んだ。
金額は2年で300万ポンド。
約3億8000万円。
マンUの試合は世界中で7~8億人の人が観戦するといわれている。
マンUの首脳とEPSON側の首脳との会見には、世界19カ国から約70人の記者が招待され、会見後のレセプションにはルーニーやファーディナンドら先発選手全員が参加したという。
EPSONのスポンサーは、ユニフォームへのロゴではなく、マンUの本拠地オールドトラッフォードにEPSNのブランドの入った機器の納入ということのようだ。
マンUと日本企業の付き合いは意外と古い。
マンUのメインスポンサー(ユニフォームの胸の位置)に最初になったのはSHARP。
1982年~2000年に務めた。
1980年代のサッチャー政権時に改革の波も受け、マンチェスターに外国進出企業が増えていった。
アメリカのゼネラル・モーターズ、イーストマン・コダック。オランダのフィリップス、ドイツのシーメンスなどとともに日本からはシャープ、日本たばこ、ブラザー工業など七十社が進出し、日系企業だけで約4500人の雇用を生み出したとされる。
その縁で、シャープが最初のマンUのスポンサーとなった。
その当時の金額は1年当たり10万ポンドだったといわれている。
この当時TOYOTA杯にマンUが来日すれば、合わせてシャープは広告を出したり、シャープ杯と銘打ったプレシーズンマッチをマンUとJのクラブで行ったりしている。
メインスポンサーにシャープの後、下記のような企業が付いている
SHARP(1982-2000)
vodafone(2000-2006)
AIG(2006-2010)
Aon(2010- )
米国の保険仲介業の専門会社である Aon(エイオン)との契約は、2010-11シーズンから4季、8000万ポンドという高額になっている。
マンUのスター選手の中には韓国代表 朴智星がいる。
朴智星が活躍するこのクラブならば、韓国企業がスポンサーとして付いているだろうと調べてみるとやっぱりあった。
錦湖タイヤ(KUMHO TIRE)
ソウル特別市
近年はF1にまで乗り出している錦湖タイヤが、サッカーとどう結びつくのかわからないが、知名度の高いマンUのスポンサーになったことで、マーケティング活動を潤滑に進めようとのことのようだ。
一方、ソウル市はデスティネーションパートナーとなっている。
マンUや朴智星のファンを韓国に旅行に呼ぼうとの意図があるようだ。
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