バンクーバー2010

March 15, 2010

小平、穂積、田畑 パシュートトリオと高木のその後の結果

バンクーバー五輪で女子が銀メダルを獲り、お馴染みになったスピードスケートのチームパシュート(団体追い抜き)の大きな大会がこの週末あった。

まずはW杯。
チームパシュートのW杯は今季は4戦。
五輪前に3戦行われ、その結果のランキング上位4カ国によるファイナルが、オランダのヘーレンフェインで行われた。
日本は、準決勝で五輪決勝で惜敗したドイツと対戦、残り1周半まで同タイムで競ったが、最後に離され敗退。
優勝はカナダ、ドイツが続き日本は3位、ロシアが4位となった。
日本のメンバーは穂積雅子、小平奈緒、田畑真紀と五輪と同じメンバーだった。

●チームパシュート女子W杯の結果
W杯ヘーレンフェイン大会
①カナダ ②オランダ ③ロシア ④日本(穂積、小平、田畑) ⑤ドイツ ⑥アメリカ
W杯カルガリー大会
①カナダ ②日本(穂積、田畑、石沢) ③ドイツ ④ロシア ⑤韓国 ⑥オランダ
W杯ソルトレークシティ大会
①ロシア ②カナダ ③オランダ ④ドイツ ⑤日本(穂積、田畑、石沢) ⑥韓国
W杯ファイナル(ヘーレンフェイン)
①カナダ ②ドイツ ③日本(穂積、小平、田畑) ④ロシア

小平はW杯最終戦となるヘーレンフェインで、チームパシュートのほかに500m・1000m・1500mに出場し、それぞれ7位、10位、16位。
3日間に4レースというハードスケジュールで今季を終えた。

また、穂積、田畑は、3月19日から21日に同じくヘーレンフェインで開催される500mから5000mまでの総合で競うオールラウンドの世界選手権に出場し、これが今季の最後の競技会になる。


一方、15歳で五輪出場を果たした高木美帆はこの週末、モスクワで開催された世界ジュニア選手権に出場。
500mから3000mまでの総合で競うこの大会で総合8位(500m7位、1000m8位、1500m10位、3000m10位)に入った。
ジュニアといえども15歳は最も若く、健闘といえる。(しかもバンクーバーから帰国後、20時間しか日本にいず、すぐヨーロッパに来ている。)

世界ジュニアにもチームパシュートがあり、日本は高木美帆、姉の高木菜那、押切美沙紀で臨み、オランダに敗れたが2位となった。
オランダとのタイム差が6秒以上あるので、推測するに転倒があったのではないか?

ジュニアでも韓国は確実に力を付けて来ている。
日本男子は総合9位、10位に入ったが、韓国男子は6位・7位。
韓国女子も高木を上回る7位に入っている。




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March 08, 2010

モーグル上村愛子の優勝賞金は55万円 ジャンプ葛西は11位で20万円

フリースタイルスキー・モーグルのワールドカップ(W杯)第8戦が7日、福島・猪苗代町のリステルで行われ、バンクーバー五輪の女子で4位に入った上村愛子(北野建設)が23.00点で今季初優勝を果たした。
上村の優勝は昨年2月のノルウェー・ボス大会以来で、W杯通算10勝目。

五輪と異なり、スキーのW杯は、賞金付きの競技会だ。
では、優勝した上村には幾ら贈られたか?

6500スイスフラン

なじみのないスイスフランだが、約54万7600円となる。

モーグルW杯では1位から10位までに賞金が贈られ、その額は下記のようになる。
①6500 CHF 55万円
②3300 CHF 28万円
③2000 CHF 17万円
④1000 CHF 8.4万円
⑤700 CHF 6万円
⑥500 CHF 4万円
⑦400 CHF 3.7万円
⑧300 CHF 2.5万円
⑨200 CHF 1.7万円
⑩100 CHF 0.8万円

一方、ノルディックスキーのW杯ジャンプは7日、フィンランドのラハティで個人第20戦(HS130m、K点116m)を行い、葛西紀明は119m、121・5mの244・3点で11位、五輪2冠のシモン・アマン(スイス)が今季6勝目、通算14勝目を挙げた。

そして、ノルディック複合のW杯は5日、当地で個人第17戦を行い、マグヌス・モアン(ノルウェー)が優勝し今季3勝目。
渡部暁人(早大)が8位に入った。

では、アマン、葛西紀明、モアン、渡部暁人の賞金はそれぞれ幾らだったか?

①アマン 10000CHF 84万円
⑪葛西紀明 2400CHF 20万円

①モアン 5000CHF 42万円
⑧渡部暁人 1600CHF 13・5万円

意外なことにモーグルの優勝賞金は、ノルディック複合の優勝賞金よりも高い。
が、渡部の8位の13・5万円は、モーグル8位の2・5万円よりもずいぶんと高い。

凄いのはやはりアルペンだ。
他のスキーの種目よりも桁が一つ異なる。
1月にクロアチアで開催されたアルペンW杯VIP SNOW TROPHYの優勝賞金は、なんと50,000ユーロ、日本円で617万円だった。



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March 04, 2010

2010バンクーバーオリンピック日本人選手メダル獲得・入賞者一覧

日本選手メダル獲得・入賞状況

2()

スピードスケート男子500m  長島圭一郎

フィギュアスケート女子   浅田真央

スピードスケート
女子チームパシュート

穂積雅子、小平奈緒、田畑真紀

3()

スピードスケート男子500m  加藤条治

フィギュアスケート男子   高橋大輔

4

フリースタイル女子モーグル 上村愛子

5

スピードスケート女子500m  吉井小百合

スピードスケート女子1000m 小平奈緒

スピードスケート女子1500m 小平奈緒

フィギュアスケート女子 安藤美姫

ジャンプ団体 伊東大貴、竹内択、栃本翔平、葛西紀明

距離女子30キロクラシカル   石田正子

6

スピードスケート女子3000m 穂積雅子

ノルディック複合団体    加藤大平、高橋大斗、渡部暁斗、小林範仁

7

ノルディック複合
個人ノーマルヒル

小林範仁

フリースタイル男子 モーグル遠藤尚

フィギュアスケート男子 織田信成

スピードスケート女子5000m 穂積雅子

ショートトラック
女子3000mリレー

伊藤亜由子、貞包紘子、酒井裕唯、桜井美馬、小沢美夏

8

フリースタイル女子モーグル 村田愛里咲

スノーボード
男子ハーフパイプ

国母和宏

フィギュアスケート男子 小塚崇彦

フィギュアスケート女子 鈴木明子

ジャンプラージヒル 葛西紀明

カーリング女子 目黒萌絵、近江谷杏菜、本橋麻里、石崎琴美、山浦麻葉

スピードスケート
男子チームパシュート

出島茂幸、土井槙悟、平子裕基、杉森輝大





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日韓ボブスレー台所事情 仕分け人を見返せることはできたのか?

昨年暮、政府の予算概算要求のムダを洗い出す、行政刷新会議の「事業仕分け」なるものが行われた。
JOC、日本体育協会などへの文科省からの補助金32億9600万円が「縮減」の評決を受けた。
その際、仕分け人の1人は
ボブスレーやリュージュなどマイナースポーツに補助金をつぎ込んでもメダルに届かないのでは
と質問したという。
さらに
『五輪は参加することに意義がある』はずだったが、今はメダルに意義があるのか
と、まで言った。

果たして、ここまで言われた日本のボブスレーは、バンクーバー五輪でどんな結果を残したのか。


●バンクーバー五輪 ボブスレー日本男子代表
男子2人乗り
参加27チーム中21位
男子4人乗り
参加25チーム中21位 2本目に転倒によりタイムをロス。
とどちらも決勝の4本目に進めなかった。


4人乗りに、日本以外にボブスレーに参加したアジアの国があった。
韓国だ。
その韓国は、3本目までに20位内に入り決勝進出、最終19位と日本を上回った。

韓国のボブスレーの五輪参加は史上初。
ソリの一番前に乗る選手をドライバーと呼ぶが、韓国のドライバーを務めたのは姜光倍 36歳。
開会式の旗手を務めた人物でもある。

姜は、ボブスレーは初参加ながら、五輪は4回目。
元々はアルペン選手、大怪我によりソリに転向。
長野ではリュージュを、ソルトレークシティとトリノではスケルトンを、そしてバンクーバーで待望のボブスレーに参加できた。

仕分け人氏は
「『五輪は参加することに意義がある』はずだったが、今はメダルに意義があるのか」
と的外れなことを言ったが、五輪は参加できるまでが難しいのだ

ボブスレーは競技人口が少ない。
日本は約50人、韓国は4人。
メンバーを集めるところから始まる。
姜光倍以外の韓国の選手は、陸上短距離、重量挙げ、陸上やり投げの元選手だ。
日本チームの宮内優も、昨年までは陸上円盤投げの選手だった。

ソリ。
日本は最新のものを購入することができず、ラトビアから借りたそうだが、韓国は1億ウォンのソリを政府と江原道に買ってもらった。

お金
2009年度 日本ボブスレー・リュージュ連盟は、国庫補助金に基づく強化費として約1700万円、サッカーくじのtotoから330万円の合計2000万円強が支給された。

とはいうものの、ソリはかさ張り重い。
海外遠征では機材運搬だけで年間数100万円がかかり、選手には1シーズンで100万円以上の自己負担がある。
今季日本チームも、欧州開催のW杯への転戦が資金不足でできず、獲得ポイントの低い米国での下部ツアー転戦を余儀なくされた。
そして地道に下部ツアーでポイントを稼ぎ、やっと五輪の舞台が踏めた。

一方の韓国。
韓国の五輪選手というと、潤沢な資金が国からもらえている印象があるが、それはメダルが獲れそうな一部の種目のみのこと。
ボブスレー代表選手の1カ月の練習手当は60万-70万ウォン(約4万6300-5万4000円)でしかない。
練習は1年に130日余り行われるため、年間200万-300万ウォン(約15万4000-23万2000円)の手当しかない。
また、韓国内には専用コースがなく、五輪選考会は長野のスパイラルで行われた。

ドイツなど強豪国はボブスレーだけで年間億単位の強化費があり、F1の技術を転用した3000万~5000万円のそりを使って、ほぼ1年中練習をしているのが現状だ。

Bob




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March 03, 2010

カナダの80%の人が見たアイスホッケー決勝 対アメリカ戦

バンクーバー五輪 男子アイスホッケー決勝は、ともにNHLのスター選手で固めたカナダとアメリカの対戦となり、延長の末3-2でカナダが勝利した。
カナダの現在の人口は約3400万人
その内の80%、最大2650万人、平均でも1660万人のカナダ人がアイスホッケー決勝をテレビで見たという。
なお、カナダでは9つネットワークが上の8つの言語で放送した。

一方、銀メダルのアメリカでも、視聴者数は記録的な数字となった。
アイスホッケーの過去最大の視聴者は、ミラクルオンアイスと呼ばれた1980年レークプラシッド五輪決勝 アメリカ対フィンランドの3280万人。
これには及ばなかったものの全米で2760万人の人が、TVの前に釘付けになった。
(ちなみにアメリカの人口は3億人を超える。)

国際スポーツ記者協会AIPSは、NHLからバンクーバー五輪に参加した選手の年棒を発表した。
これによると金メダルのカナダは23人全員がNHL所属の選手で、年棒総額1億1014万米ドル(約98億円 1人あたり4億2300万円)、銀メダルのアメリカも23人全員がNHL所属の選手で、年棒総額は7733万米ドル(約69億円 1人あたり3億円)となる。
参考までに2009年WBC優勝の日本代表29名の年棒総額は81億2540万円(1人あたり2億8000万円)だ。
高い給料もらってるのだから、強いのは当たり前とは一概には言えない。
これがスポーツの面白いところ。
 
Nhl_2

2006年のトリノ五輪の男子アイスホッケーは、年棒総額1位のカナダが7位、同8位のアメリカは8位に終わっている。
金メダルは年棒総額4位のスウェーデン、銀メダルは同7位のフィンランドだった。




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2010バンクーバーオリンピック 日本選手団全記録

競技

選手

所属

年齢

結果

アルペン

佐々木明

エムシ

28

回転18

皆川賢太郎

竹村総合設備

32

回転DNF

ジャンプ

葛西紀明

土屋ホーム

37

NH17位・LH8位・団体5

岡部孝信

雪印

39

出場なし

伊東大貴

雪印

24

NH15位・LH20位・団体5

栃本翔平

雪印

20

NH37位・LH45位・団体5

竹内択

北野建設

22

NH34位・LH37位・団体5

複合

小林範仁

東京美装

27

NH7位・LH27位・団体6

加藤大平

サッポロノルディックク

25

NH24位・LH30位・団体6

湊祐介

東京美装

24

LH26

渡部暁斗

早大

21

NH21位・LH9位・団体6

高橋大斗

土屋ホーム

29

NH27位・団体6

距離

恩田祐一

栄光ゼミナール

29

スプリント・クラシカル17位 団体スプリント・フリー13
予選敗退

成瀬野生

岐阜日野自動車

25

1549位 50㎞クラシカル49位 複合39位 団体スプリント・フリー13位予選敗退

石田正子

JR北海道

29

30㎞クラシカル5位 複合20位 20㎞リレー9

夏見円

JR北海道

31

30㎞クラシカル31位 スプリント・クラシカル27位準々決勝敗退 団体スプリント・フリー13位予選敗退 20㎞リレー9

福田修子

岐阜日野自動車

29

10㎞フリー52位 団体スプリント・フリー13位予選敗退 20㎞リレー9

柏原理子

早大

18

10㎞フリー61位 20㎞リレー9

モーグル

西伸幸

白馬ク

24

9

附田雄剛

リステル

33

17

尾崎快

早大

22

24位予選敗退

遠藤尚

忍建設

19

7

上村愛子

北野建設

30

4

伊藤みき

中京大

22

12

里谷多英

フジテレビ

33

19

村田愛里咲

北翔大

19

8

スキークロス

滝沢宏臣

トーヨータイヤ

36

1回戦敗退29

福島のり子

ICI石井スポーツク

30

1回戦敗退22

スノーボード

青野令

松山大

19

9

国母和宏

東海大

21

8

工藤洸平

シーズ

20

14

村上大輔

クルーズ

26

27位予選敗退

野藤優貴

ゲットアップ

22

パラレル大回転27位予選敗退

山岡聡子

アネックス

35

16位準決勝敗退

中島志保

桃源郷ク

31

13位準決勝敗退

岡田良菜

フッド

19

27位予選敗退

竹内智香

ロイズ

26

パラレル大回転131回戦敗退

家根谷依里

へそ曲りク

25

パラレル大回転21位予選敗退

藤森由香

アルビレックス新潟

23

棄権

土井奈津子

クルーズ

30

スノーボードクロス14位準々決勝敗退

フィギュアスケート

織田信成

関大

22

7位

高橋大輔

関大大学院

23

3

小塚崇彦

トヨタ自動車

20

8

クリス・リード

木下工務店ク東京

20

アイスダンス18

安藤美姫

トヨタ自動車

22

5

浅田真央

中京大

19

2

鈴木明子

邦和スポーツランド

24

8

キャシー・リード 

木下工務店ク東京

22

アイスダンス18

スピードスケート

長島圭一郎

日本電産サンキョー

27

500m2位・1000m37

加藤条治

日本電産サンキョー

25

500m3

及川佑

びっくりドンキー

29

500m13

太田明生

JR北海道

25

500m17

小原唯志

日本電産サンキョー

26

1000m17

羽賀亮平

日大

21

1000m29

杉森輝大

吉羽木材

27

1000m26位・1500m26位・チームパシュート8

土井槙悟

開西病院

26

1500m30

平子裕基

開西病院

27

500019位・団体パシュート8

出島茂幸

十六銀行

27

5000m27位 10000m11位・団体パシュート8

小平奈緒

相沢病院

23

500m12位・1000m5位・1500m5位・団体パシュート2

吉井小百合

日本電産サンキョー

25

500m5位・1000m15位・1500m26

穂積雅子

ダイチ

23

3000m6位・50007位・チームパシュート2

岡崎朋美

富士急

38

500m16位・1000m34

新谷志保美

竹村製作所

30

500m10

高木美帆

北海道・札内中

15

1000m35位・1500m23

田畑真紀

ダイチ

35

1500m19位・チームパシュート2

石沢志穂

岸本医科学研究所

23

3000m15位・5000m9

名取英理

十六銀行

24

3000m21

ショートトラック

高御堂雄三

トヨタ自動車

22

1000m20位予選敗退・1500m29位予選敗退

吉沢純平

とらふぐ亭

24

500m14位準々決勝敗退 1500m18位準決勝敗退

藤本貴大

セルモ

24

500m26位予選敗退 1000m27位予選敗退 1500m17位準決勝敗退

桜井美馬

早大

20

500m27位予選敗退・1000m23位予選敗退・1500m33位予選敗退・リレー7

伊藤亜由子

トヨタ自動車

23

1000m18位予選敗退・リレー7

小沢美夏

サンコー

24

1000m15位準々決勝敗退・1500m予選で失格

貞包紘子

サテライト

23

1500m12位・リレー7

酒井裕唯

早大

22

500m17位予選敗退・リレー7

リュージュ

小口貴久

ホテルルーエ

31

30

原田窓香

信州大

24

26

安田文

北海道連盟

27

失格

スケルトン

田山真輔

システックス

27

19

越和宏

システックス

45

20

小室希

仙台大大学院

24

失格

ボブスレー

鈴木寛

マネックス証券

36

2人乗り21位・4人乗り21

小林竜一

鳥取県体協

33

2人乗り21位・4人乗り21

土井川真二

日本レストランシステム

30

4人乗り21

宮内優

モンテローザ

25

4人乗り21

桧野真奈美

北斗病院

30

女子2人乗り16

浅津このみ

海野ビル

23

女子2人乗り16

バイアスロン

井佐英徳

自衛隊

33

10㎞スプリント68位・2083

鈴木芙由子

自衛隊

21

7.5㎞スプリント44位・10㎞追い抜き54位・1553

カーリング

目黒萌絵

みちのく銀行

25

8

本橋麻里

NTTラーニングシステムズ

23

8

山浦麻葉

東奥日報社

25

8

石崎琴美

木浪学園

31

8

近江谷杏菜

青森市

役所

20

8





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March 02, 2010

橋本聖子日本選手団長が 8年前にしていた提言はどうなっていたか?

バンクーバー五輪の日本選手団長を務めた橋本聖子氏が2002年8月に、朝日新聞に書いた「提言」を引っ張り出してきた。

Seiko

企業が、競技団体(日本スケート連盟や全日本スキー連盟)に寄付した際に、損金に参入できる法人税の優遇措置の対象団体に、各競技団体も加えたらどうか?というものだ。

法人が支払う法人税は、益金から損金を引いて所得金額を求め、その金額を基にして計算している。
つまり、企業が競技団体に寄付をし、それを経費として認めよ、というものだ。
この記事から8年、果たして競技団体への寄付優遇は図られるようになったか?

実は、8年前と全く変わっていない。
相変わらず、「特定公益増進法人」に指定されているのは、日本体育協会(会長は森喜朗氏)、JOC、日本リクレーション協会のみだ。

前政権は、現政権よりはスポーツに理解がほんのすこしはあったと思われているが、結局何もしてなかった。

日本は隣国に、選手強化費用を湯水のごとく使う国と、特定の競技には潤沢な資金を注ぎ込む国がある。
バンクーバーでもそうだったように、どうしても3カ国の獲得したメダルの数字だけが比較されてきた。
あちらは国が全てをバックアップし、こちらは契約社員にアルバイト。
次元が違うから比較するな、といってもなかなか裏までは見えてこない。




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バンクーバーはたった2選手 どうなる日本のアルペン?

JOCが五輪選手団を紹介する際先頭に来るのは、夏季五輪は陸上競技、冬季五輪はアルペン競技である。
ともに第1回大会からの正式種目であり、世界的な普及、人気ともその格付けが最上と認識されている。

ところが、そこそこ世界で戦える陸上競技と異なり、アルペンは日本と世界との距離が最もある競技のひとつだ。
今から50年以上前、1956年のコルチナダンペッツオ五輪で猪谷千春さん(前IOC副会長)が銀メダルを獲ってから、46年間入賞者すら出すことができなかった。
それでも4年前、トリノ五輪回転で皆川賢太郎、湯浅直樹がそれぞれ4位、7位となり、50年ぶりの入賞を果たした。
現在、アルペンは回転、大回転、滑降、スーパー大回転、スーパー複合の種目が、男女ともに実施されている。
アルペンが3種目から5種目に増えたのは1988年から。
これ以降の五輪に男子は4名以上、女子も少なくとも1人は参加してきた。

それが、今季の日本勢はW杯等のポイントが取れず、バンクーバーに日本のアルペン選手は2名しか参加することができなかった。
その2名は、回転にのみ出場し、佐々木明は18位、皆川賢太郎は1回目途中コースアウトと一瞬にして終わってしまった。
そして女子に至っては、一人のアルペン選手もバンクーバーに来ることができなかったのだ。

Alpine
*1988年から1994年まで3大会連続で五輪出場した女子選手に川端絵美がいる。
1988年カルガリーでは全5種目に、1992年アルベールビル・1994年リレハンメルでは回転を除く4種目に出場した。最高順位はアルベールビル滑降の11位。今後女子で、川端のこの記録を超える選手は出ないと思う。


映画「私をスキーに連れてって」が公開され、空前のスキーブームとなったのが1987年。
日本国内のスキー人口は1993年頃の約1800万人から600万人程度に縮小している。
スキー場も約2割減少し、ゲレンデの主役は中高年になった。
2008年のレジャー白書によると、スキーに行った回数や費用の平均は年3・8回で計8万9000円。1回当たり約2万3000円と、ゴルフの約2倍かかる。




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March 01, 2010

冬季五輪の通算メダル獲得数で日本はアジア3位に陥落

バンクーバー五輪が閉幕し、国別メダル獲得が確定した。
日本は金メダルゼロで20位。
全個数(海外では通常こちらを使う)で15位となった。

また、冬季五輪の通算メダル獲得数で日本はアジア3位に落ちた。

ちなみに申し上げると、日本の冬季五輪初メダルは1956年(猪谷千春さん)。
中国・韓国ともに初メダルは1992年。
あっというまに抜かれました。

Standing2




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ちょっと気になる金姸児(キム・ヨナ)の報奨金と年金

JOCは1992年からメダリストに対して金300万円、銀200万円、銅100万円の報奨金を贈ってきた。
今大会は、銀3銅2ながら女子のチームパシュートの3人は、それぞれが対象となるため、金額の合計は1200万円となる。
なお、チームパシュートにエントリーしていたものの、出場機会のなかった高木美帆は対象外となる。

金 300万円 該当なし
銀 200万円 小平奈緒 田畑真紀 穂積雅子 浅田真央 長島圭一郎
銅 100万円 高橋大輔 加藤条治

200万×5=1000万円
100万×2=200万円

合計 1200万円

Joc2


ちょっとだけ気になる韓国の報奨金だが、韓国政府からの報奨金は、金メダル4000万ウォン(約320万円)銀メダル2000万ウォン(約160万円)、銅メダル1200万ウォン(約96万円)と意外なことに日本とほぼ同額。
そしてサムスン元会長の李健熙(IOC)委員が、政府の褒賞金の半額を別に贈ることを表明しており、金メダルを獲得すれば、政府のものと合わせて6000万ウォンという額になる。

一方キム・ヨナは、金メダルを獲得で、年金点数が114点となった。(計算方法は不明)
110点を超えたため毎月100万ウォン(8万円)の年金を受け取ることになる。

この年金は、生涯年金だから年間96万円、10年で960万円だ。
しかも、現役を続け、今後も活躍するならこの金額はもちろん多くなる。




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