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February 15, 2011

世界アルペン 1978年 ガルミッシュ・パルテンキルヘン

ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヘンで世界アルペン選手権が開催中だ。
ガルミッシュ・パルテンキルヘンといえば1936年の冬季五輪の開催地として知られる街だが、ミュンヘンが立候補している2018年の冬季五輪の、スキー競技はここで行う計画だ。

年末年始にドイツとオーストリアで行われるジャンプ週間の一つの
舞台でもある。
文字通り世界的なスキーのメッカであり、1978年にも世界アルペンを開催したことがある。

この当時のスキー界にはインゲマル・ステンマルクというスキー史上に残る怪物がいた。
五輪で獲った金メダルは2つながら、W杯で挙げた勝利は86の歴代一位。
史上最強の天才スラローマーとも言われた。
このステンマルクに「技術的に世界で一番怖い」といわれた日本人がいた。
その男が海和俊宏だ。

IOC副会長も務めた猪谷千春氏が、1956年五輪回転で2位、1958年世界アルペン回転で3位になった後、20年間世界に通用する日本人スキーヤーは出なかった。
海和は、世界アルペン直前のW杯で当時日本人最高の5位に入り、初の第1シード入りし迎えた世界アルペンだった。
メダルも、という期待もあったが7位。(入賞は6位まで)
その時の順位表を見ていただきたい。
上位8選手の内5人が五輪メダリストだ。
大健闘であった。
事実、五輪、世界選手権のアルペン競技で海和の7位を上回るのは2006年トリノ五輪回転の皆川賢太郎の4位まで待つことになる。

Gap1978


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