2020年オリンピックに 東京は立候補するべきだ(1)
4月10日の統一地方選挙を経て、松井一実・新広島市長は、2020年夏季五輪招致断念を表明。
一方四選を果たした東京都の石原知事は
「9年先に五輪をやるんだ」という、復興プロセスの中で夢を持ち直すのは日本人にとって良いことかと思う。
と明言は避けたものの、意欲は見せた。
IOCの中には、復興のために『日本で五輪を』の声が挙がっているのも確かだ。
シンガポール人のIOC副会長黄思綿氏は次のように話している。
この辛いときでも、オリンピックムーブメントは日本とともにあります。 そして私たちは日本の復興をお手伝いするために、できることなら何でもするつもりです。 私たちの友人や仲間と、日本で特にこの荒廃や災害に苦しんでいる若者への支援と連帯を示すために、オリンピックのプログラムから重要な努力を行いたい。 私たちは、自分たちの最善のサポートを尽くすつもりです。
もちろん、黄思綿氏の意見はIOCの総意ではない。
ローマ、マドリード、ダーバン等2020年五輪招致に向けて動き出しているところも既にある。
が、『震災復興からの五輪』は、2016年招致で東京に欠けていた理念となり得るだろう。
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