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August 28, 2011

ウサイン・ボルトがフライング1回で失格 これって厳しいな

大邱で開催中の世界陸上、注目の男子100mは世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)がフライングで失格、ヨハン・ブレーク(同)が9秒92で勝った。
何ともいえない空虚感を感じる。
世界中の陸上ファンが見たかったのは、フライングに頭を抱えながら退場するボルトの姿ではないだろう。


大邱で、選手もテレビ視聴者も惑わしているのがこの1回フライングだ。
予選・決勝を問わず、フライングを犯した選手が、即失格となる。


一昨年までのルールでは、フライングは1レース全体で1度だけ許され、2度目からは誰が犯しても、その選手が失格となっていた。
もっと言えば、2003年1月以前は、1選手に1度ずつフライングは認められており、同一選手が2度目のフライングした場合に失格となっていた。
1回フライングを導入した背景について、IAAFはこう説明する。
『1度目はフライング覚悟で故意に早いスタートをする選手がいたため、改善が検討されていた。』
さらには、フライングを繰り返し、いたずらに放送時間を伸ばさないためのテレビ向け配慮もあるようだ。

実は、昨日もこの1回フライングに泣いた大物選手がいる。
クリスティーン・オフルオグ(英国)
北京五輪の女子400mの金メダリストだが、大邱では予選でフライング、一度も走ることなくピッチを去った。

新ルール採用を巡って
「これまでのルールでは、1回目は『やった者勝ち』。それを考えると、1回で失格の方が公平だしすっきりする」
とある有名選手は感想を述べていたが、まさか世界陸上の決勝で、ボルトがやってしまうとは思わなかっただろう。

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Comments

ボルトの失格には世界中の陸上ファンががっかりしたと思います。以前のように2回目にフライングすると失格の方が素人目にはよさそうな気がするのですが、選手の中にも1発でアウトimpactを支持する声がかなりあることを見ると、この問題の解決は難しいことがわかります。
いずれにせよ、ボルトの走りrunを見たかったなぁと思います。

Posted by: 趙秋瑾 | September 01, 2011 at 08:34 PM

趙さんもよくご存じのようにスポーツイベントには莫大なTV放映権がからんでいます。
フライングを厳しくするのは、TV中継のためにスケジュールがずれることを嫌うという理由もあるようです。

支持する選手が多いというのは、故意によるフライングで惑わされたケースが我々が思っている以上に多いのでしょうか。

Posted by: 管理人 | September 01, 2011 at 09:02 PM

去年1月からのフライング規則の変更に関してはIAAFのフライングrunと言う感じがします。

管理人さんがおっしゃるように、国際陸連はフライング続出はテレビ放映tvによくないと勝手に思い込んでこの変更を提案したようです。ところがテレビ局側は1発アウトimpactというのはレースの面白さを削いでしまうと考えているようです。

去年、アメリカNBCの人たちと話をした時に、IAAFはこちらがそう思っていると思い込んでしまったようだ、と話していたことからも、それが窺えます。

考えてみればtennisの試合など3セットで終わることもあれば5セットでタイブレークになることもあり、それを考えればフライングの時間は大したことがありません。

まして、最近はVTRではなくハードディスクpc収録ですから、フィールド競技の進行はあまり気にせずにトラックの中継ができるので、「放送のためのフライングルール変更」と言うのは、実情に沿わない理由づけだと思います。

Posted by: 趙秋瑾 | September 02, 2011 at 08:40 PM

そうですね。

1回フライングだと、跳躍種目や投てき種目に比べて短距離系の選手の失格へのリスクが高すぎです。

Posted by: 管理人 | September 03, 2011 at 10:27 PM

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