« スタート前に静まり返った大邱スタジアム | Main | ボルトは0.104秒早かった 過去のフライングのトラブルから考える »

August 29, 2011

36歳 室伏広治の金メダルまでの軌跡

大邱で開催中の世界陸上3日目、ハンマー投げの室伏広治が81.24mで優勝した。
36歳
アテネ五輪金メダルの室伏だが、世界陸上での金メダルは初めて。

室伏と世界陸上というと、僕は1991年の東京大会を思い出す。
東京大会の舞台となった国立競技場に、織田ポールがあるのをご存じだろう。
この織田ポールに掲揚されるIAAF旗を持って場内を1周した6人の高校生の中に、室伏広治がいたのだ。

当時室伏は成田高校の2年生。
アジアの鉄人といわれた重信氏の長男として小さいころからその将来を嘱望されていたが、この年 高校総体と国体のハンマー投げを制し、大物の片鱗を見せていた。

それから20年、室伏は五輪に続いて世界陸上でも表彰台の真ん中に立った。

室伏と同じくこの年の国体を制した選手には
走り高跳び 太田陽子
200m 北田敏恵
10000m 早田俊幸
の名前がある。
また、高校総体には渡辺康幸の名前もある。

それを考えると室伏の選手寿命の長さ、超人ぶりが判るというものだ。

●室伏広治の主な大会の記録
2011年 世界陸上大邱 ①81.24m 2010年 広州アジア大会 不参加
2009年 世界陸上ベルリン 不参加
2008年 北京五輪 ⑤80.71m
2007年 世界陸上大阪 ⑥80.46m
2006年 ドーハアジア大会 不参加
2005年 世界陸上ヘルシンキ 不参加
2004年 アテネ五輪 ①82.91m
2003年 世界陸上パリ ③80.12m
2003年 自己ベスト 84.86m 世界歴代5位だが、事実上世界記録みたいなものだ
2002年 釜山アジア大会 ①78.72m
2001年 世界陸上エドモントン ②82.92
2000年 シドニー五輪 ⑨76.60m
1999年 世界陸上セビリア 予選14位75.18m
1998年 バンコクアジア大会 ①78.57m
1997年 世界陸上アテネ ⑩74.82m
1995年 世界陸上イエテボリ 予選16位67.06m

 

|

« スタート前に静まり返った大邱スタジアム | Main | ボルトは0.104秒早かった 過去のフライングのトラブルから考える »

Comments

The comments to this entry are closed.