JOCのメダル皮算用
JOCは、ロンドン五輪で日本選手団がいくつメダルを獲得すると踏んでいるか?
ご存知のようにJOCは、五輪でメダルを獲得した選手に金メダル300万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円の報奨金を贈っている。
JOCの今年度の予算を見ると、ロンドン五輪でメダルを獲得した選手へ報奨金を1億2500万円と見積もっている。
この額は、2008年北京五輪の実績1億800万円を上回る金額だ。
過去最高の金メダル16個を含む37個のメダルを獲得したアテネ五輪の実報奨金が1億5600万円だから、JOCはロンドンでもこれに準ずる位のメダルを獲るつもりでいるらしい。
JOCの目標は「金メダル数で世界5位以上」としている。
日本が金メダル数で8位だった北京五輪の5位は、ドイツの16個。
5位に入るには15~18の金メダルが必要といわれている。
JOCが報奨金を選手に贈るようになったのは、1992年のアルベールビル/バルセロナ五輪からだ。
報奨金制度は全く問題なく受け入れられているように見えるが、とかくアマチュアリズムの強かった日本では、当時随分と問題視する人もいた。
が、20年経って状況は随分変わり、今では、所属競技団体、所属企業などもJOC以上の報奨金を贈るようになった。
ロンドン五輪で各競技団体はこんな報奨金を用意している。
水泳 金メダル3000万円 銀メダル300万円、銅メダル100万円
卓球 シングルス金メダル1000万円
自転車 金メダル1000万円
陸上 金メダル1000万円、銀メダル600万円、銅メダル400万円 4位300万円、5、6位200万円、7、8位100万円。
北島康介が100m・200m平泳ぎで金メダル、メドレーリレーで銅メダルを獲ったら、JOCと水連合わせていくらになるか計算してみよう。
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