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August 08, 2012

メダルをめざすボクシング

五輪のボクシング(男子)は1904年セントルイスオリンピックから実施されている。
現在はライトフライ級からスーパーヘビー級までの10階級に分かれているほか、17歳から34歳までという年齢制限も存在する。

2分間のラウンドを4ラウンドまで戦う形式で、ヘッドガードを着用するなど、厳格なルールが適用されており、有効打によるポイントで勝敗が決する。

今年はアマチュアボクシング界にとって、稀に見るいい年のようだ。
7月16日に世界ボクシング評議会(WBC)王座に就いた五十嵐俊幸は、8年前はアテネ五輪のリンクに立っていた。

アテネ五輪の際、出場権をかけた最終予選で日本はすべての階級で出場枠の与えられる決勝戦に進むことができず、1928年アムステルダム大会から続いていた出場記録は途絶えかけた。
ところが、ライトフライ級の代表となったパキスタンの選手が故障のため五輪出場を辞退。
急遽代替出場したのが五十嵐俊幸だった。
アテネ五輪に出場した日本人ボクサーは五十嵐ひとり。
その五十嵐も初戦で敗退した。

北京五輪にはライトウエルター級に川内将嗣が日本人として唯一出場したが、2回戦で敗退、川内は今年のロンドン五輪もめざしたが適わなかった。

ロンドン五輪に出場した日本人選手は4名。

フライ級 須佐勝明
バンタム級 清水聡
ウエルター級 鈴木康弘
ミドル級 村田諒太

4選手の出場は、1996年のアトランタ五輪以降では、最も多い。
その中で清水聡、村田諒太の2選手が準決勝に進出。
ボクシングには3位決定戦がないため、既にメダルを決めている。

五輪でメダルを獲った日本人選手は、ローマ五輪でフライ級の田辺清氏が銅メダル、東京五輪の桜井孝雄さん(故人)がバンタム級で金メダル、さらにメキシコ五輪の森岡栄治さん(故人 バンタム級)銅メダルの3選手しかいなかったというのに、44年ぶりにしかも2選手のメダリストが決まった。

2選手の今後の日程は下記のようになる。

8月10日
22:00 男子バンタム56kg級 準決勝 清水 聡
23:00 男子ミドル75kg級 準決勝 村田 諒太

8月11日 2選手が決勝に進出したらのこ日程
4:45 男子バンタム56kg級 決勝
5:45 男子ミドル75kg級 決勝

 
Medalist_3

 

 

 

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