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May 26, 2013

5月26日は 1964年東京五輪決定の日

今日5月26日は何の日か?
1964年の東京五輪開催が決定した日からちょうど54年目の日になる。

東京開催が決まったのは、1959年5月26日にミュンヘンで開催されたIOC総会。
デトロイト、ウィーン、ブリュッセルを敗っての決定だった。

1959年のミュンヘンIOC総会の様子。
現在とは異なり、のどかな様子が伺える。

Munich


東京開催決定の報を受けて内外の新聞は、次のように評している。

イギリス マンチェスターガーディアン紙
東京は1940年五輪の開催予定地だった経緯があり、64年度大会開催は喜ぶべきべきことである。
東京は大規模な国際大会の経験が乏しく、先のアジア大会では失敗もあったが、そのようなことは二度と繰り返されないだろう。
今回の決定は、スポーツの分野における日本およびアジア全体の役割が認識されたことを意味する。

西ドイツ(当時) フランクフルダー・アルゲマイネ紙
1940年の五輪は戦争のため開催が不可能となった経緯がある。
しかし、日本は戦後復興にも成功し東京は来年にも五輪開催をし得るといっても過言ではない。

パキスタン ドウン紙
心から喜ばしいい決定だ。
五輪はいまだかつてメルボルン大会を除いて欧米以外でおこなわれたことはなかった。
日本の進歩はめざましくアジアにおける最初の五輪開催国としての栄光が与えられるべきで、日本の喜びは、また我々パキスタンの喜びでもある。

朝日新聞
アジアにおける地位向上と、過去における日本のスポーツマンシップが認められた。
今後はスポーツレベルをいまよりも一段も二段も高くして、世界の強豪と相対する心構えがなによりも大切だと思う。

読売新聞
インフラの不備もさることながら、国際的な催しがあるたびに、いつも冷汗をわが国民の公衆道徳の不徹底だ。
全国民一致して奉仕の精神を高めること、また賭博的な募金はやめるべきだ。 (参考:草思社 東京オリンピックへの遙かな道)

ネットを探せば当時の新聞記事が結構出てくるものだ。

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●参考記事
嘉納治五郎の意思が呼び込んだ東京五輪

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