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May 03, 2013

Friendship、Respect、Fair Play のない東京

五輪運動(オリンピックムーブメント)の価値は、Excellence、Friendship、Respect、Fair Play に基づいている。

この4つの単語が五輪運動を推進していくうえで、非常に重要とされているのだが、日本ではなかなか知られていない。

 
競技だけでなく、招致レースにおいても4つの価値の内特に Friendship、Respect、Fair Play に基づきながら招致を進めていく。 
五輪を招致しようとする自治体の長である猪瀬直樹知事が、これを知らないままに招致に関わっていたとしたら、その資格がないと判断されても仕方がない。
過去にライバル都市を蔑む発言をして、本命のはずが見事に敗れ去った都市はいくつもある。

猪瀬知事の謝罪を受けて、イスタンブール招致委員会 (@istanbul2020TR) からはこんなツイートがされている。

"We place the utmost importance on the friendship and mutual respect between the peoples of Turkey and Japan that date back for centuries"

"We love Japanese people and know that they have sincere and warm-hearted feelings towards Turkish people. "

"The spirit of the Olympic values will bring the two nations even closer."

私たちは、何世紀もさかのぼるトルコおよび日本の民族間の友情および相互尊重に最重要性を置く。

私たちは日本の人々を愛しており、それらがトルコの人々に対する真実で、思いやりのある感情を持っていることを知っています。

オリンピックの価値の精神は2つの国をさらに近付けるでしょう。


五輪運動のムーブメントに則った素晴らしいツイートだ。
一方、東京招致委側( @tokyo2020jp) のツイートを見る限り、知事の失言に関するものは一切語られていない。
どちらの都市がより五輪運動を推進しようとしているか明白に物語っている。

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