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January 30, 2014

IOCの加盟資格停止中のインドは今

1998年の長野五輪にインドからただひとり参加したのが、当時16歳だったシバ・ケシャバン。
男子リュージュに最年少で出場し28位に入った。
ひとりしかいないからもちろんインド選手団の旗手だ。
ケシャバンは続くソルトレークシティ五輪でも旗手、トリノ五輪には初参加の女子選手にその座を譲ったが、前回バンクーバー五輪で3回目の旗手を務めた。

32歳になったケシャバンはソチ五輪にも参加する。
が、今回インドはインド国旗ではなく、五輪旗の下、個人の資格で参加する。
というのもインドでは同国五輪委員会が開いたスポーツ大会に絡む汚職事件があった。
逮捕された事務局長が2012年に再選され、IOCはインドの加盟資格を停止したのだ。

ケシャバンはこう話す。
"毎日、世界中に住むインド人から私を応援のメッセージが届く。これは私が競技に集中するのに十分な動機になっている。"

過去の五輪でも、旧ユーゴスラビアや南スーダンなどの選手が個人で参加したことがある。が、いずれも内戦など政治的な理由だった。

India02
▲2002年ソルトレークシティ五輪開会式にて

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