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June 03, 2014

バルセロナ五輪スペイン代表選手 フェリペ皇太子王位継承へ

スペインのラホイ首相は2日、「民主化の象徴」として国民的な人気を誇った国王フアン・カルロス1世(76)が退位し、フェリペ皇太子(46)が王位を継承すると発表した。スペイン国王の生前退位は異例。カルロス1世は近年、健康上の不安を抱えていたほか、次女クリスティーナ王女の夫の公金横領疑惑など不祥事も浮上。国民の支持も低迷し、退位を余儀なくされた。(時事)


2020年夏季五輪招致レースが活発だった昨年、マドリードはフェリペ皇太子を招致団の顔としていた。
それだけフェリペ皇太子は五輪と関係が深い。

夏季・冬季を問わずに五輪の開会式では、国家元首(に相当する人物)による開会宣言が行われる。
退位を表明したスペイン国王フアン・カルロス一世は、22年前の1992年のバルセロナ五輪では開会宣言をしたが、さらに遡ること20年前、ミュンヘン五輪にヨットのスペイン代表選手として出場している。(15位)

また、クリスティーナ王女はソウル五輪セーリングトーネード級に出場。(20位) 
クリスティーナ王女の夫君、ウルダンガリン氏はハンドボールのスペイン代表選手だった人物で、バルセロナ五輪の金メダリストである。

このバルセロナ五輪の開会式で、スペイン選手団の旗手を務めたのがフェリペ皇太子。
ヨット・ソリング級に出場、惜しくも6位に終わった。
とはいうものの、カタルーニャ人のパートナーと3年間一緒に練習し続け、選手村で一般選手と同じ生活をするなど、対立していたスペインとカタルーニャの融和に努めた活躍は、金メダル級と評価された。
190センチを超える長身、バルセロナ五輪の開会式ではスペイン選手団の旗手を務めた勇姿は、今もスペイン国民の誇りとして語り継がれている。
Feripe
バルセロナ五輪開会式でスペイン選手団旗手を務めるフェリペ皇太子

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