仁川アジア大会開会式
▲1990年以降日本選手団の旗手は女性が務めている。
実は私は五輪の中で、開会式で五輪賛歌が流れる場面が最も好きだ。
例えば長野五輪(1998年)を思い出そう。
開会式で五輪賛歌が流れる中、五輪旗が入場する。
旗を持つのは笠谷幸生さん(ジャンプ)、金野昭次さん(ジャンプ)、猪谷千春さん(アルペン)、北沢欣浩さん(スピード)、橋本聖子さん(スピード)、長久保(旧姓高見沢)初枝さん(スピード)、山中(旧姓山本)宏美さん(スピード)、小林(旧姓大高)優子さん(リュージュ)。
この映像を見ると、今でも鳥肌が立つ。
そして、聖火は阿部、三ヶ田、河野のノルディック複合トリオから、伊藤みどりさんに渡る。
まさに日本のウィンタースポーツの歴史そのものが、僅かな時間に再現されたのだ。
五輪ならば五輪旗だが、アジア大会であればOCA(アジア五輪評議会)の旗が同じように開会式のクライマックス時に入場してくる。
このときは、開催国のスポーツの歴史絵巻を見るようで、自分にとっては至福のときだ。
仁川アジア大会でOCA旗は、韓国の往年の名選手の手によってスタジアムに入ってきた。
男性
河亨柱(柔道)、尹京信(ハンドボール)、朴柱奉(バドミントン)、呂洪哲(体操)
女性
Baek Ok-ja(陸上)、玄静和(卓球)、Shin Jung-hee(国際審判員?)、張美蘭(ウエイトリフティング)
そして聖火も
李承燁(野球)⇒朴仁妃(ゴルフ)⇒朴贊淑(バスケ)⇒李奎ヒョク(Sスケート)⇒李亨澤⇒(テニス)から最後は李英愛(女優イ・ヨンエ)の手に渡り点火された。
河亨柱なんてソウル五輪以来26年ぶり、朴贊淑も30年ぶりにその姿を見た気がする。
林春愛も大極旗入場の際にいた。
韓流スターには全く興味がないが、往年のスポーツ選手の姿は懐かしく見せてもらった。