錦織圭の今季の賞金が5億円を超える
米経済誌フォーブスは毎年スポーツ選手の発表した年収ランキングを発表している。
今年発表されたものは、2013年6月1日から2014年5月31日までの1年間の収入で、いわば賞金(年棒)+スポンサー契約料の合計だ。
これによると1位はプロボクシングで46戦無敗、スーパーウエルター級など5階級で世界制覇したフロイド・メイウェザー。
2位にサッカーポルトガル代表のクリスティアーノ•ロナウド、3位にNBAクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが入った。
ランキング上位10傑とテニスプレーヤー、アジアの選手、さらにはウサイン・ボルトを含めて表にしてみた。
テニス界からは、7位フェデラー、9位ナダル、17位ジョコビッチ、34位シャラポワ、41位李娜、55位セリーナ•ウィリアムズ がランクインしている。
テニスプレーヤーのトップ、フェデラーの収入の内訳に注目してほしい。
収入総額5620万ドル
テニスの賞金420万ドル
スポンサー料等5200万ドル
莫大な年収の内、テニスの賞金は420万ドルに過ぎない。
同様にマリア・シャラポワ
収入総額2440万ドル
テニスの賞金240万ドル
スポンサー料等2200万ドル
女子テニス界の顔であるシャラポワもテニスの賞金はちょうど10%。
フェデラーもシャラポワの少し甚だしいが、実力NO.1であるセリーナ•ウィリアムズの場合も、
収入総額2200万
テニスの賞金1100万
スポンサー料等1100万
テニスによる賞金は、半分に過ぎない。
これがテニス特有の収入構造のようだ。
錦織の今季の賞金は、ATPツアーファイナルが始まる前までは$3,974,218だった。
ファイナルで2勝し$4,431,363になった。
円安が進んでいるので、日本円に直すと約5億0960万円。
ユニクロ、日清食品、タグホイヤー、JACCS等契約している企業からのスポンサー費用を合計すると15~20億円になるかもしれない。
ヤンキースの田中将大の年棒が22億円というから、近い将来これを超えて来るだろう。
それにしてもウサイン・ボルトの収入は2320万ドル。しかも競技による賞金は20万ドル。
ボルトは陸上界最大のスターであり、現在は賞金レースも頻繁に行われているが、この程度の収入でしかないのだ。
一方、インドクリケット界の大スター マヘンドラシンドーニ。
日本円に直すと30億円を超える収入がある。
プロ野球最高年棒の阿部慎之助の5倍に相当する。
インド恐るべし。
●フォーブス誌によるスポーツ選手の収入ランキング