カタール代表 世界ハンドボールで準優勝
アジアのスポーツに詳しい方なら、カタールが金に物を言わせて、世界中から選手を集め各競技のカタール代表を強化していることはご存じだろう。
日本ではほとんど報じられることはなかったが、昨日2月1日まで男子ハンドボールの世界選手権がカタールで開催されていた。
優勝は、ロンドン、北京と五輪2連覇中のフランス。
準優勝は開催国のカタールで、決勝は25-22の僅差だった。
ただ、ドイツ誌によると、カタール代表の17人中純粋なカタール人は4人のみ。
他の13選手は帰化及び二重国籍選手だという。
例えばカタール代表のGKは、ダニエル・サリッチというFCバルセロナのハンドボールチームの不動のGKだ。
サリッチは、1977年に旧ユーゴスラビアのドボイで生まれた。
ハンドボールの代表歴は
セルビア・モンテネグロ(2004-2006)
↓
セルビア(2006-2007)
↓
ボスニア・ヘルツェゴビナ(2010-2011)
↓
カタール(2014-)
と4か国目になる。
世界的な選手とは言え、これまで五輪出場の経験はない。
が、このままいけば来年のリオ五輪は堅いところだ。
スポーツの代表については意見が様々ある。
カタールはルールを破っている訳ではない。
モラルや常識は、国や場所が変われば全く違うものだ。
ちなみにカタールの人口は220万人弱。
その内純粋なカタール人は50万人程度らしい。
かつて、アジアのハンドボールというと韓国が強かったが、現在はカタールが年代別のアジア選手権をほぼ制している。
近年のハンドボールカタール代表の戦績をまとめてみた。
A代表
2014年 アジア大会優勝 日本9位
2014年 アジア選手権優勝 日本9位
U20代表
2014年 アジアジュニア選手権優勝 日本3位
2012年 アジアジュニア選手権優勝
2010年 アジアジュニア選手権優勝
U19代表
2014年 アジアユース選手権準優勝 日本3位
2012年 アジアユース選手権優勝 日本2位
2010年 アジアユース選手権優勝