葛西紀明今季の賞金は1527万円
東京では桜の咲き始める3月の下旬は、スキー競技の終了する季節でもある。
FIS(国際スキー連盟)主催のW杯に参戦していた日本人選手の戦績も出揃った。
当然のことながらFISのW杯には賞金が出るのだが、日本ではあまり獲得した金額について詳細に語られることはない。
今季も最も高額の賞金を稼いだのはやはりジャンプの葛西紀明。
今季も1勝を挙げ、W杯最年長優勝の記録も塗り替えた葛西の賞金は、総合6位で約1527万円。
先にも伝えたように今季は6勝に留まり、通算勝利数を30に伸ばしたものの、高梨沙羅は3季連続の総合優勝には及ばず2位で348万円を獲得。
世界ノルディックで2位になった伊藤有希は、W杯は未勝利で163万円を獲得。
ノルディック複合の渡部暁斗は、今季終盤に2勝を挙げ総合2位に入った。
ただし、団体の賞金が欧州勢に劣り、獲得賞金589万円は4位になる。
前回のポストではスピードスケートの小平奈緒が、日本勢としては24年ぶりにW杯500mの種目別優勝し、他と合わせて今季の賞金が295万円という記事を書いた。
3月23日の新聞各紙は、小平優勝がかなり大きな記事になっている。
が、その脇に、女子ゴルフのTポイントレディスに飯島茜が優勝、の記事があるのだが、飯島の優勝賞金が1260万円。
小平が半年がかり、いやオランダに留学して1年がかりで獲得した295万円の4倍も1回のツアーで獲ってしまうとは…ゴルフってやっぱり凄い。
でも、来年のリオデジャネイロ五輪からは、そのゴルフも正式種目になる。