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July 18, 2015

ラグビーワールドカップ 日産スタジアムが新国立競技場の代替であることはシナリオ通り

ザハ案による新国立競技場の建設が白紙撤回された。
2019年に開催されるラグビーW杯の開催競技場から新国立競技場が外れ、日産スタジアムがメインスタジアムになる。
今日は、一日このニュースが流れたが、『新国立から日産へ』の流れは、昨年の暮れには既に決まっていた。

ラグビーW杯の国内開催候補地の申請は、昨年10月末で締め切られている。
その際に立候補した自治体は14か所。
この中から10か所程度に絞られるとされていた。

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(朝日新聞2014年11月8日より)

ところが、今年3月になって組織委員会から公表されたW杯開催地12の中に、なぜか10月の時点で名前のなかった横浜市・日産スタジアムの名前があった。
新国立競技場がW杯に間に合わない可能性が高く、急きょ日産スタジアムが追加されたと見ることができる。

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(東京新聞2015年3月3日より)

ラグビーW杯のメイン競技場(決勝戦を行う競技場)は、過去に開催された大会において、概ね8万人以上の収容能力があった。
唯一の例外が、前回2011年のNZ大会。
決勝はオークランド市にあるエデンパーク。
通常5万人の収容スタジアムに仮設席を設け、6万を超える観客が埋まった。

日本国内において、過去の大会と伍するだけの収容能力がある競技場は、日産スタジアムと新国立競技場しかない。
しかし、日産スタジアムはラグビーの国際競技団体=ワールドラグビーの定めるグラウンドの広さに足りず、トラックを含めた改修費用がネックとなることから使用しない筈だった。
(現時点で、日産スタジアムに次ぐ規模の埼玉スタジアムは、球技専用競技場だが、サッカーを前提にしており、ラグビー場としては、日産よりもさらにグラウンドの広さが不足する。)

にも関わらず、公表された開催地には日産スタジアムの名前が入っているのだ。
そして、今年の5月29日の横浜市議会では、ラグビーW杯 開催都市分担金として7600万円の補正予算が計上されている。

開催分担金は、W杯開催地のすべてが負担するものだが、横浜市が補正予算としている点で、日産でのW杯開催が当初の予定外、新国立競技場が2019年に間に合わず、その代替とされたことと結びつくのだ。



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