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August 24, 2015

世界陸上100m なぜブロメルとドグラスは同着3位になり、ゲイ、パウエル、ビコは同タイムながら6、7、8位になったか

昨日の北京世界陸上の男子100mは、ジャスティン・ガトリンを1/100秒かわしたウサイン·ボルトが9.79で優勝した。
興味深いのはブロメルとドグラスが9.92で同着3位になったことと、タイソンゲイ、アサファ・パウエル、ジミー・ビコがタイムは同じ10.00ながら6、7、8位と順位がついたことだ。

①ボルト 9.79
②ガトリン9.80
③ドグラス9.92
③ブロメル9.92
⑤ロジャース9.94
⑥ゲイ10.00
⑦パウエル10.00
⑧ビコ10.00
⑨蘇炳添10.06
IAAFのスポンサーであるSEIKOがゴールの際の写真を配信しているのでこれをみると判りやすい。

100metresphotofinish3

写真判定装置では通常1/1000秒単位で画像を記録している。
1/1000秒でも差がない場合は同着となる。
1/1000秒だけの差がある場合も、機械のノイズによる誤差もあり得るとして同着となる。

よって、ブロメルとドグラスは1/1000秒以内の差。
ゲイ、パウエル、ビコは同じ10.00であっても、それぞれ2/1000秒以上の差があったということだ。




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