ラグビーW杯 4強はアシックス2、アディダス、ナイキ
ニュージーランドに、カンタベリーというブランドのアパレルメーカーがある。
ラグビーのジャージのブランドとして、世界的に有名だ。
かつて、ニュージーランドに旅行に行った日本人は、カンタベリー社製のオールブラックスのレプリカジャージをお土産に買ったものだ。
ところが2009年、アディダス社がオールブラックスの公式サプライヤーになると突然発表された。
10年間で総額7000万ドル以上という大型契約である。
2011年に地元ニュージーランド開催のW杯、2015年のイングランド大会、さらに2019年の日本大会までアディダスを使うということ。
これをきっかけにラグビージャージ=カンタベリー社 という図式が崩れていった。
きょう未明、イングランド大会のベスト4が決まった。
組み合わせと着ているジャージのブランドは以下のようになる。
10月25日 南アフリカ(アシックス) VS ニュージーランド(アディダス)
10月26日 アルゼンチン(ナイキ) VS オーストラリア(アシックス)
W杯史上4強に北半球の国(協会)が残れなかったのは初、ついでにカンタベリー社ジャージのチームが4強に残れなかったのも初めてとなる。
アシックスが2か国のサプライヤーになれたのも快挙だが、そのどちらも勝ち残っているのは快挙だ。
アシックスがオーストラリアと交わした契約額は、ニュージーランドがアディダスと、イングランドがカンタベリーと交わした契約額に次ぐ巨額なものらしい。
南アフリカのラグビーファンは、元々アシックスのジャージに替えたことに不満だった。
それに加えて、アシックスの本社のある国に、初戦で歴史的敗北をするとは思ってもみなかっただろう。
●ラグビーW杯 公式ジャージブランド
(BLK) サモア、トンガ、フィジー、米国、ルーマニア
(カンタベリー) イングランド、アイルランド、日本、ナミビア
(アディダス) ニュージーランド、フランス、イタリア
(アンダーアーマー) ウェールズ、ジョージア、カナダ
(アシックス) オーストラリア、南アフリカ
(マカロン) スコットランド
(KooGa) ウルグアイ
(ナイキ) アルゼンチン