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May 06, 2016

6回もある 日本人選手の金銀銅メダル独占

札幌オリンピック70m級ジャンプ(現NH)の金銀銅メダル独占は、戦後史に残る名場面だ。
44年も前のできごとであるが、当時生まれていなくても、ビデオなどで知っているという人も多いのではないか。

オリンピックで1カ国が、金銀銅のメダルを独占するなんて極めて珍しい、と思われるかもしれないが、時々ある。
実は日本だけでも過去に6回、この偉業を成し遂げている。

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最初は、1932年ロサンゼルスオリンピックの100m背泳ぎでのこと。清川正二、入江稔夫、河津憲太郎の3人が最初のメダル独占を果たした。
清川さんは、オリンピック金メダリストにして東京商科大学(現一橋大学)卒業、兼松江商(現兼松)社長、IOC副会長を歴任された凄い経歴の人物だ。
自らの金メダルから56年、ソウルオリンピックで鈴木大地が同じ100m背泳ぎで、金メダルを獲ったときにIOC委員として金メダルを授与した人物でもある。
1999年に亡くなられたが、オリンピックの肥大化をいつも心配されていた。

オリンピック5連覇をするなど、体操王国の名を欲しいままにしていた日本。
特に1968年メキシコオリンピックから1972年ミュンヘンオリンピックにかけて、4回のメダル独占を果たした。
中でも、1968年メキシコオリンピックの床、金メダル加藤沢男、銀メダル中山彰規、銅メダル加藤武司、4位塚原光男、6位監物永三と上位6選手の内5人が日本人。
1972年ミュンヘンオリンピックの鉄棒では、金メダル塚原光男、銀メダル加藤沢男、銅メダル笠松茂、4位監物永三、5位中山彰規と上位5人まで独占している。
このあまりの日本の強さに、4年後のモントリオールオリンピックから1ヵ国個人総合3人、種目別2人までしか決勝進出出来ない様にルールが改正されたほどだ。
だから、アテネでは28年ぶりに団体金メダルを奪回した日本も、今後はメダル独占を果たすことは制度上できない。
同様に、現在では競泳も国別エントリーは1カ国2名となり、どんな水泳王国もメダル独占はない。
ところが、ひとつの国で圧倒的にメダルを独占している競技がある。
韓国のアーチェリーだ。
特に女子においてはこんな状況だ。

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1984年以降個人、団体合わせてメダル機会31回の内、韓国が実に74%を独占し続けている。
こんな競技はほかにない。仮に、日本がこうした状況だったら欧米は、たちまちルール改正で対抗するだろうに。韓国にはルールよりも強い何かがあるのか?


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